JR芸備線の在り方を議論する再構築協議会は、結論を出す目安の3年まで残り1年となりました。これまで行われた鉄道として可能性を追求する実証事業では、費用に対する経済効果は半分程度だったことが示されました。
芸備線で協議の対象となっているのは、赤字が深刻な新見市の備中神代と広島県の備後庄原の間の約70キロです。
協議会を構成する国や岡山県などの沿線自治体、JR西日本が3月25日に岡山市で6回目の全体会合を開きました。国は芸備線が鉄道としての可能性を追求するため、2025年度行った増便や誘客など実証事業の試算を示しました。
一定の集客があり、地域の絆や活力の造成につながるとした一方、8億3000万円の費用に対し経済効果は4億3000万円と半分程度であるとしました。
設置から3年を目安に結論を出すとしている協議会。3年目を迎える新年度は鉄道に代わるバスを使った実証事業を始め、平日に4区間32便運行することも決まりました。バス事業では1億9300万円の費用に対し、経済効果が1億5100万円と費用をほぼ回収できるという試算も示しています。
(中国運輸局 金子修久局長)
「数字的なところを整理できた。(2026)年度も色々と見えてくるものもある。それを材料にしながらやっていければ、(2026)来年度末の方針策定は十分可能」
協議会は新年度、全体の会合を3回、事務レベルの幹事会を4回開く予定にしています。