中東情勢の悪化よる原油価格の急騰は、冬物の持ち込みが増え繁忙期を迎えているクリーニング店にも大きく影響しています。
岩手県盛岡市みたけの「はやしクリーニング」では、特に影響を受けるのが灯油を燃料とする「蒸気ボイラー」です。
洗濯用の水の加熱やアイロンの仕上げなどで活用されますが、灯油が1リットル30円値上がりすることで、ひと月の経費は4万円ほど増えると言います。
はやしクリーニング 林伸介社長
「灯油が値上がりというのはすごく大変。月に1000Lから1200L使っているのでそれだけでも結構な金額が変わってくる」
原油価格の動向が見通せない中、今後に向けても不安は尽きません。
衣類の型崩れを防ぐドライクリーニングでは、水の代わりに石油系溶剤を使うなど、クリーニング店では石油由来の製品を多く使っているため、それらの原料価格も今後上がることが懸念されるのです。
プラスチック製のハンガーや衣類を包装するビニールのカバー、どちらも石油製品で今後値上がりする予定です。
はやしクリーニングでは、近年の物価高を受けて2025年に料金を約1割値上げしたばかりですが、それだけでは補えない事態に直面しています。
はやしクリーニング 林伸介社長
「このまま灯油が上がり続けるとか下がる見通しがないとなった時には、一部また(料金を)改正することは考えている。なるべくならギリギリまで耐えたい」
県内の各業種で影響の長期化が懸念されます。