高止まりが続いてきたコメ価格。
農林水産省が4週連続の下落を発表する中、店頭価格には驚きの変化が起きていました。

「イット!」が向かったのは、東京・町田市の総合ディスカウントストア「MrMax」です。

店頭に並んでいたお米の中で最も安かったのは、山形県産「はえぬき」5kgで3238円、税抜きでは2999円です。

客からは「(税抜き)2999円。税込みだと3000円(くらい)。安いですね!他と比べれば」「安くなりました。急にきょう安いなと思って」「5kgが(約)3200円。安い!子ども2人いてよく食べるので、大体月に10kgぐらいは必要になるから」といった声が聞かれました。

税抜きとはいえ、5kgで2000円台という破格値が実現したワケについて、MrMax町田多摩境店の松本裕之次長は「当社のバイヤーが全国のお米の卸業者とコミュニケーションを取りながら品揃えしている」と話します。

ただ、「(コメ価格の)全てが下がっているわけではなく、下がっているアイテムと下げることができていないアイテムに分かれている」といいます。

さらに、小泉前農水相も視察に訪れたことのある精米店を取材すると、「コシヒカリ」などいわゆるブランド米の多くが5kg4000円台で、一番安いものは5kg税込み3800円でした。

三河屋精米店・鈴木康夫さん:
これ1品だけ安く入ったので安く出して、他はそこまで下がっていないので。まだブランド米は高いままの仕入れが多いかな。まだ7割8割は高いままです。思ったより下がっていないという方が今は多いかな。

安くなっているコメと高止まりしているコメ。

価格がなぜ分かれているのか、流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は「3月決算の会社はやはり在庫を現金にこの決算のタイミングで換えておきたい。安くしてでも在庫を処理していくような動きがここに来て進んでいるということ。6月中にはある程度、今年のお米の作付け状態が分かるようになります。そこで“かなり今年もできそうだ”ということになってくると、なかなか値段が下がらなかったお米も結構安くなってくるということは起こるのではないか」とみています。