4月から広島市で変わる不燃ごみの出し方、その背景に注目します。

【石井 百恵 リポーター】
「広島市の各区役所で、今年1月から新たにこちらの回収ボックスが設置されたのをご存じでしょうか?このようなモバイルバッテリーなどを回収するものです」

スマートフォンなどを充電するために使うモバイルバッテリー、ごみ収集時に衝撃が加わると発火するなど火災が起きる原因となっています。
モバイルバッテリーは「有害ごみ」ですが、正しく廃棄できていない人がいるのです。
さらに…

【広島市環境局 業務第一課 尾川 裕 指導担当課長】
「近年電池を取り外せない製品が増えてきており、そうしたものをそのまま不燃ごみで出されますと、ごみ収集車に積み込んだ際に発火する危険性があります。火災事故が全国的に発生しておりまして、本市においても同様の事故が発生しています」

ハンディーファンや加熱式たばこ、ワイヤレスイヤホンなど、私たちの生活にも身近な小型家電製品にリチウムイオン電池が使用されています。
電池を取り外せないため、これらの製品のごみの出し方が問題になっています。

広島市のごみ収集車両での火災事故の発生件数は、過去5年間で11件。
そのうち4件が、こうした不燃ごみを収集する際に起きています。

2021年には、安佐南区で焼却工場が16日間に及び燃える火災が発生。
これも、リチウムイオン電池などの混入が発火の原因である可能性が高いとされました。

復旧などにかかった費用は、実に総額7億5千万円です。
全国的に増えるゴミにまつわる火災。
国からも通知があり、広島市では、不燃ごみの出し方を4月から変更します。

【広島市環境局 業務第一課 尾川 裕指 導担当課長】
「これまでは、こういった中身が見えないポリ袋でもお出しいただくことができたんですけれども、今後はこういった透明または半透明の丈夫なポリ袋、こちらを利用してゴミ出しをしていただくということになります」

充電式電池が取り外せない小型家電製品は「危険」と書いて、「不燃ごみ」として透明か半透明のごみ袋でゴミ出しをするルールへ変わります。

各区役所では回収BOXを設置し、モバイルバッテリーを始め、小型家電製品や携帯電話を引き取ってリサイクルする取り組みをしているほか、発火の危険性があるものは、広島市西区の西部リサイクルプラザへ直接持ち込んでほしいと呼びかけています。

【広島市環境局 業務第一課 尾川 裕 指導担当課長】
「安全なごみ収集を行うため、また焼却施設・ごみ処理施設で火災が発生しないよう防止をするためにも、市民の皆さんにご協力をぜひいただきたい」

私たちのごみの出し方が大きな火災へつながる危険性も―そうならないために、新しいルールをまずは知って守ることが求められています。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。