投資信託を保有する際には、信託報酬以外に次のようなコストが発生します。
【投資信託を保有する際に発生する手数料の一例】
・監査法人に支払われるファンドの監査費用
・有価証券等の売買時に取引した証券会社などに支払われる手数料
・有価証券等を海外で保管する場合、海外の保管機関に支払われる費用
・外国株式インデックスマザーファンド及び新興国株式インデックスマザーファンドの換金に伴う信託財産留保額
・その他信託事務の処理にかかる諸費用
たとえば、ある投資信託の信託報酬の例を挙げると、以前は年0.0572%と同種ファンドの中で最安水準でした。
しかし、2023年6月28日から2024年7月10日の実質コストは1.482%と高額だったのです。

その投資信託の運用報告書の、費用の明細の中にある「その他費用」の欄を見ると、「海外における保管銀行等に支払う有価証券等の保管及び資金の送金・資産の移転等に要する費用」が1.422%とあります。要するに保管費用が高かったことがわかります。
ちなみに、オルカンの2024年4月26日~2025年4月25日の実質コストは0.094%、海外保管費用は年0.018%と非常に軽微です。
投資信託の実質コストは、運用開始から1年経過後に出される運用報告書でわかります。したがって、本当にコストの安い投資信託を選ぶには、次の流れで探すとよいでしょう。
(1)運用から1年以上経過しているファンドの中から
(2)信託報酬で手数料の安い商品を選び
(3)運用報告書に記載の実質コストが安いものを選ぶ
低コストの新設ファンドが出てきた時は、発売時には実質コストがわからないので注意が必要です。
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