NISAの商品選びをなんとなくでやっていないだろうか?実は、同じ指数に連動する商品でも、「コスト」によって、30年で340万円以上の差が出る場合もあるという。経済評論家・マネーコンサルタントの頼藤太希さんが解説する。

文=頼藤太希 図版=(株)Money&You

NISAは商品の“コスト”に注意!

NISAは、投資の利益(売却益・配当金・分配金)にかかる税金が一生涯ゼロになる制度です。誰もができる「再現性」とお金をできる限り減らさずに増やす「堅実性」を兼ね備えた投資方法は「長期・積立・分散」投資ですが、これを実践するにもNISAは相性が良い制度です。

しかし、NISAだからといって、どんな商品・サービスを買ってもお得になるわけではありません。NISAの対象商品・サービスの中には、せっかくの恩恵を損なってしまう高コスト商品・サービスが紛れ込んでいます。

信託報酬の高いインデックス型投資信託

NISAのつみたて投資枠で投資ができる商品は、「国が定めた厳しい条件をクリアした投資信託・ETF」とよく説明されています。

つみたて投資枠で購入できる商品 (頼藤太希『はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)より)
つみたて投資枠で購入できる商品 (頼藤太希『はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)より)
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細かい要件は色々ありますが、重要なのは、投資信託を保有している間ずっとかかる手数料「信託報酬」です。インデックス型と一口に言っても、国内株式は年0.50%以下、海外株式は年0.75%以下と意外と高い水準となっています。

この信託報酬の要件は全く「厳しい」ものではありません。