政府は3月16日から石油備蓄の放出を始めました。

 ロシアによるウクライナ侵攻以来、4年ぶりのことです。

 原油価格の高騰の影響を、もろに受けているのが温浴施設です。

 「重油ボイラーとチップボイラーで湯を沸かしています」(旭川高砂温泉 高崎重幸社長)

 60年以上にわたって地域住民に愛されてきた北海道旭川市の高砂温泉です。

 原油の高騰に伴う重油高が経営を直撃しました。

 「重油の代金は以前は月額77万円くらい。今は100万円を超えた。今回で月26万円くらい上がった」(高崎社長)

 冬場は重油を月に約7600リットル使っています。

 値上げ幅は経営努力でカバーできる範囲を超えているといいます。

 苦肉の策で…。

 「値上げも検討している。一気に重油が上がったので4月1日ごろにはと考えている。補助金があればいいのだが」(高崎社長)

 今から50年以上前、1973年のオイルショックの際には、燃料の重油を確保できずに営業時間を短縮する銭湯が続出しました。

 年末には一斉に臨時休業し、燃料獲得の総決起集会が開かれたほどです。

 また、北大植物園では暖房の燃料費高騰のため、温室の公開を中止しました。

 さらに、買い物にも影響が。

 国が節電を呼びかけたことから、北海道内18店のデパートで開店時間を30分繰り下げる措置が取られました。

 中東情勢の悪化は暮らしにさまざまな影響を及ぼしそうです。

北海道文化放送
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