「みんテレ」では北海道の危険な交差点を調査していますが、「道路ができたあと何件も事故が起きている場所がある」と情報が寄せられました。

 いったいどんな交差点なんでしょうか。

 危険な交差点を調査してきた取材班のもとに千歳市の視聴者から1通のメールが届きました。

 「この道路ができてからこの春で2年になりますが、3か月に1回のペースで事故があり、前日の事故で10件になりました。こんなにも事故が起きるのかも疑問なので…調査して特集してほしいです」(情報提供者の佐藤さん 仮名)

 警察に確認すると車同士の事故については記録があり、計4件の事故が起きていました。

 「危険な交差点があると聞いて千歳市の住宅街にやってきました。こちらですかね。注意の看板があります」(川瀬雄也記者)

 千歳市あずさ5丁目の交差点です。

 市によりますと2023年12月に西側からの車道が完成し、十字路交差点になりました。

 「見てください、こちらのガードレール。事故の影響で完全に折れ曲がっていますね」(川瀬記者)

 交通事故で折れ曲がったガードレール。

 今回情報を寄せてくれた佐藤さんはこの交差点の近くに住んでいて、何度も事故を目撃したといいます。

 「西側から来る車と南側から来る車が衝突して、いつもこの辺で事故を起こしている感じ」(佐藤さん 仮名)

 佐藤さん自身も事故の被害者です。

 2025年12月、交差点で事故を起こした車がそのはずみで止めてあった佐藤さんの車にぶつかりました。

 佐藤さんの車は廃車になってしまいました。

 「縁石を乗り上げて入ってきて車をぶつけられた事故が一番大きかった。ショックも大きかった」(佐藤さん 仮名)

 十字路交差点になったとたんに事故が多発。なぜなのでしょうか。

 東方向に進む道路も、北方向に進む道路も、一時停止の標識がありませんでした。

 「いま交差点ほとんど止まらずに行きましたね。少し危険なように思います」(川瀬記者)

 この周辺は畑でした。

 千歳市はこの畑を市街化区域とし、住宅の整備を進めました。

 これにより2023年12月に道路ができて十字路交差点になったのです。

 「左右確認せずにそのまま通る車もいる。結構危ないかなって思うときがある」

 「(Q:運転するときは?)向こう(の車)が止まるかもしれないが、こちらは必ず止まるようにしています」(いずれも付近の住民)

 佐藤さんら地元の住民は市役所に働きかけましたが。

 「停止線とか『止まれ』の標識を付けてほしいと近所の住人と要望を出しているけどまったく何もない状態」(佐藤さん 仮名)

 千歳市に事情を聴くと、次のような回答が返ってきました。

 「市が実施可能な安全対策として、交差点内の一部カラー化や交差点直近の住宅側にクッションドラムを設置するなどの対応を行っております」(千歳市役所)

 一時停止を呼びかける看板も市が設置したものでした。

 しかし、大きな雪山ができると限界も…。

 「一時…ちょっと見えないですね。一時停止、雪山に隠れてとても見えにくくなっています」(川瀬記者)

 一時停止そのものの標識は市ではなく警察が取り付けます。

 市は公安委員会に設置を要請しました。

 「いま現場の調査や一時停止の標識の設置する場所、停止線の位置などを確認している。必要な調整ができれば、一時停止標識を新たに設置する方向で検討している」(道警本部交通部交通規制課 斉藤勝調査官)

 「ぜひつけてほしい。(Q:ついたらどうですか?)ついたら危険はなくなると思う。通学路ですし」(佐藤さん 仮名)

 危険な交差点はまだ他にもあるようで、千歳市は市内43か所について公安委員会に交通規制の要望を出しているということです。

 もし危険な交差点を運転することになったら。

 「交差点というのは交通事故の多い場所。手前で減速して安全確認を徹底していただくのが一番大事」(斉藤調査官)

 身近に潜む危険な交差点。

 住民の働きかけで安全な交差点へと生まれ変わろうとしています。

北海道文化放送
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