中東情勢悪化の影響です。三菱ケミカル(東京)は、旭化成(東京)と倉敷市の水島コンビナートで共同生産している「エチレン」の生産設備の稼働率を3月11日から引き下げたことを明らかにしました。減産の規模や期間は明らかにしていません。
エチレンはプラスチックや石油化学製品の基礎材料です。エチレンの原料は原油由来のナフサで、石油化学工業協会(東京)の2024年の統計によると、日本は6割を輸入に頼っています。
国別でみるとアラブ首長国連邦やクウェート、カタールなど73.6%を中東に依存しています。ホルムズ海峡を船舶が通れなくなっている影響で、今後、ナフサの調達が難しくなる恐れがあります。
三菱ケミカルでは生産設備を停止させないため減産に踏み切ったとしていて、茨城県の茨城事業所でも3月6日から減産を始めています。