福岡県北九州市を代表する「立ち売り駅弁」が福岡市にやってきました。
11日午前9時、福岡市・天神の新天町商店街に現れたのは、北九州市が誇る名物駅弁、東筑軒の「かしわめし」です。
甘く煮た鶏そぼろと、ふわふわの錦糸卵。
鶏のスープで炊き上げた秘伝の炊き込みご飯は大正時代から変わらぬ味わいです。
◆来店客
「『かしわめし』大好きで、ネットで知り、『この人から買いたい』と思って来た」
Q.生で会えて、どうですか?
「うれしい!」
かしわめしを手掛ける北九州市の「東筑軒」が、大正時代から続ける「立ち売りスタイル」で、できたての味を届けます。
◆行橋市から来店
「なかなか折尾駅で降りることがないので、直接おじちゃんから買いたかった」
◆北九州市出身
「楽しみです。昼食と夕食で食べます。懐かしい味でホッとします」
コンビニ弁当の普及や鉄道利用者の減少を背景に、苦境に立たされている駅弁業界。
創業100年を超える「東筑軒」も業績不振に陥り、去年10月に福岡市の企業に事業を譲渡しました。
再出発から5カ月、伝統の味を守り抜くため駅から飛び出し、新たな活路を模索しています。
◆東筑軒 山内裕太 社長
「『駅弁の立ち売り』が残っているのは、日本で唯一東筑軒だけ。その気持ちや思いも含めて、我々が終わらせるわけにはいかないと思っている。新天町で東筑軒に触れていただき、『福岡県民のソウルフード』になれたら」
折尾名物「かしわめし」の出張販売は3月14日までで、その後も不定期で継続していくということです。