福岡県宗像市の高校の剣道部でいじめを受けて5年前に自殺した男子生徒の母親など遺族が、当時の顧問や学校側に損害賠償を求める裁判が福岡地裁で始まりました。

訴えを起こしたのは、東海大学付属福岡高校の剣道部で上級生からいじめを受け、5年前に自殺した侑大(ゆうだい)さんの母親など遺族4人です。

訴えによりますと、当時の剣道部の顧問がいじめの相談を受けた後も適切な指導などを行わず、侑大さんの自殺につながったとして、当時の顧問と学校側に損害賠償を求めています。

11日に福岡地裁で開かれた第1回口頭弁論で、当時の顧問と学校側は請求の棄却を求めました。

裁判後の記者会見で侑大さんの母親は…。

◆侑大さんの母親
「私が一番伝えたいのは、大人が子供の居場所を奪ってはいけない。大人が子供の夢を奪ってはいけない。周りにいた顧問・教員・学校はどんな対応をしたのか、責任はどこにあるのか、なんだったのかきちんとしたいと思って裁判を起こした」

この問題を巡っては加害者とされる当時の上級生4人のうち3人と和解が成立したほか、1人に対し賠償を命じる判決が出ています。

テレビ西日本
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