「これはトップシークレット」

机の上に置かれたイメージ図。
その資料を囲み、関係者たちが思いをひとつにしていきます。

「一番上を目立たせたい。今回『エキデン』と『エキキタ』の場所がわかる(のが大切)ということなんで、ロゴマーク持ってきてわかりやすいように」

去年、駅ビルが開業し2階に路面電車が乗り入れた広島駅南口。
その象徴的な中央空間は「エキ×デンスクエア」と名付けられ、様々なイベントとともに賑わいを生んできました。
そんな”新スポット”で開業から1年を前に計画されたのが、”モニュメント”の設置です。

【TOUCH MATCH HIROSHIMA 実行委員会・小平耕平さん】
「ここが”広島のハチ公前”ではないが、広島の待ち合わせスポットといったらここ、広島といったらあのモニュメントで記念撮影をしたら広島来たよねという存在にしたい」


空間に見劣りしないモニュメントをつくる上でこだわるのは、デザインから完成まで地元企業の技術を結集した”オール広島”での制作。

原爆被害も乗り越えた広島市西区の歴清社は、金属を薄く伸ばした「箔」をはる独自の技術でシンボルを印象付けます。

「すごいな…」

【歴清社の担当者】
「いつも平面が多く今回は立体物なので、綺麗に接着剤を塗るのが難しかった」

実はこの”金色”の箔、純金ではなく「真鍮」で変色しないよう独自の加工技術が施されているといいます。

先月下旬、広島市安佐北区の”町工場”で仕上がりを確認した担当者たち…。

【辰已アナ】
「こうして見ると重厚感があります。待ち合わせ場所にピッタリです。後ろに路面電車が見えたら撮影スポットになりそうです。カッコイイです」


そして、先週金曜日の深夜、分解して駅ビル2階に運び、組み立てられた高さ3m、重さおよそ900kgのモニュメント。
週末、多くの人の前でお披露目されました。

さっそく、引き寄せられるように滞在する人の姿が…。

【記念撮影をした親子】
「カッコイイ」
「いい感じというか記念に残るような立派なモニュメントなので撮ろうと思った」

そして夜、お披露目場所から正式な位置に設置。

《点灯!》

”球体部分”は”光る”設計です。

【TOUCH MATCH HIROSHIMA 実行委員会・小平耕平さん】
「みなさんにとっての(使い方で)エキ×デンスクエアのサインが使われていくようになれば嬉しい」

同時に駅の「北口」にも設置され、またひとつ駅の景色が変わりました。

《スタジオ》
不思議とモニュメントがあると、その下に人が集まってくるようなところがありますね。

【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「携帯をみんなが持つようになって、待ち合わせ場所を使わなくなった。一方でこういう名所は名前があることが重要なので、これをみんなが何と呼ぶようになるのかはこれからですね」

自然発生的な愛称が生まれるのが一番理想的ですね。
そして、そこに何かストーリーが生まれるといいと思います。
多くの人に愛される新しい名所となることを期待しています。

テレビ新広島
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