広島や長崎で原子爆弾が投下された当時の体験を伝える活動をしている73歳の男性が3月2日、岩手県滝沢市の小学校で講話し、戦争の悲惨さや平和の尊さについて児童に語りかけました。

滝沢小学校では2日、広島県広島市在住で、81年前に広島や長崎で被爆した人の体験を伝える活動をしている岸田英里さんが講話しました。

この講話は2025年、家族旅行で訪れた広島で、岸田さんの話を聞いた5年生の児童が「学校にも来てほしい」と呼びかけたことで実現しました。

岸田さんは5年生と6年生に対し、原爆の威力のすさまじさや広島の街の悲惨さなどを生々しく語りました。

岸田さんは「毛髪はチリチリ。母親は『水、水を下さい』と弱々しく通行人へ訴える」と話しました。

被爆体験伝承者 岸田英里さん
「8月6日から12月までに、広島市にいた人で15万人ぐらいの人が亡くなった。その人口は、盛岡市の人口の約半分」

児童はそれぞれ、平和の尊さを深く感じた様子でした。

児童からは「人々が苦しんでいる様子を見て、すごくつらい思いがした」「また原爆などで多くの人が亡くならないように、ずっと願いたい」などの声が聞かれました。

岸田さんは「戦争による悲惨なことは本来止められるはず」としたうえで、「1人でも多くの人にきょうの講話について伝えてほしい」と語っていました。

(岩手めんこいテレビ)

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