人と自然の営みを映像で綴る「ジオグラフィックとやま」。春の歩みを探しに里山を訪ねました。
澄んださえずりが、里山の森に春を告げています。
氷が張った池の浅瀬を観察すると、ヤマアカガエルの卵がありました。早春にいち早く卵を産むのはオタマジャクシを天敵から守るため。一か所に沢山、卵を産み大きな塊を作ることで全体が凍らないように保護しています。
厳しい寒さを利用して、効率的に子孫を残すのです。
水辺でヤマアカガエルの産卵を待ちます。
こちらでは、ペアが成立しています。オスが大きなメスのお腹を抱え込み、産卵をサポートし同時に精子を放出します。
他のオスが近づくとこの通り、蹴り飛ばして跳ね除けメスが産卵するのを待ちます。
蛙合戦が始まりました。無数の鳴き声はオスからメスへのラブコール、鳥のような美声で鳴き競います。
最後は力勝負でメスをものにします。
カップルが成立すると産卵場所へ向かいます。
大きな卵塊のある場所にカップルが次々と集まり産卵します。
無事に卵を産み、オスがメスから離れました。
早春の里山で育まれる命の営み、ヤマアカガエルは再び冬眠し、本格的な春を待ちます。