ハンセン病に関するシンポジウムが大阪市で開かれ、元患者や家族に対していまだ残る差別や偏見について話し合われました。
シンポジウムは、大阪府や市が地方公共団体としてハンセン病の強制隔離政策に加担した反省から毎年行われていて、ことしで22回目です。
ハンセン病はらい菌による感染症で、国はかつて法律をつくり、患者を次々と療養所に閉じ込め元患者や家族に対する差別を助長しました。
シンポジウムに登壇した元患者の家族は、いじめや結婚差別に苦しみ「秘密を抱え生きざるを得ない」実態を話しました。
【国立療養所・邑久光明園青木美憲園長】「(元患者は)骨になってもまだ病気を表に出しちゃいけない、骨になってもまだふるさとにかえれない。家族も、まだ、ハンセン病の方が身内にいたことを隠さざるをえない状況が、この世の中にはあるからということです」
元患者の家族は「同じ過ちを繰り返してはいけない。問題が今も続いていることを知ってほしい」と一刻も早い偏見差別の解消を訴えました。