LIFULLが発表した2026年版「住みたい街」ランキングで、東京メトロ丸ノ内線の方南町駅が2025年から66ランク上昇し、急上昇ランキングの1位となった。新宿まで11分という利便性に加え、周辺沿線の家賃上昇に伴う割安感が人気の要因となっている。
一方、「借りて住みたい」1位は2年連続で葛西、「買って住みたい」1位は神奈川・湯河原となった。
住みたい街に方南町の順位が大幅にアップ
2026年の「住みたい街」急上昇ランキング1位は、東京・杉並区の「方南町」だ。地元住民もこの結果に驚きの声を上げている。

地元住民:
え〜!すごいすごい!
地元住民:
今まで住んだ街で一番好き。
不動産検索サイトを運営するLIFULLが発表した2026年の「住みたい街ランキング」だ。掲載された物件への問い合わせ数を駅別に集計したもので「利用者が本気で探した街」が分かるランキングだ。

「借りて住みたい街」の1位は2年連続で、東京メトロ東西線の「葛西」だ。40㎡のマンションの賃料相場は9万1,316円で、周辺駅よりも家賃が安いのが特徴だ。
2位は「八王子」で、3位は「大宮」。いずれも交通の利便性などが評価され、4位の「本厚木」とともにトップ10常連の「郊外御三家」と呼ばれている。

トップ10圏外ながら順位が大幅にアップした急上昇ランキングで1位となったのが、東京メトロ丸ノ内線の「方南町」だ。
東京・杉並区の方南町は、前年から一気に66ランクもジャンプアップした。全国的には聞き慣れない地名だが、その魅力はどこにあるのか。
30代:
新宿に近いが、ちょっと田舎っぽいところがいい感じ。

第一は交通の利便性。2019年に東京メトロ丸ノ内線本線への直通運転が開始され、新宿まではわずか11分だ。さらに、大きなメリットがある。
40代:
始発なので、絶対座っていける。必ず座れます。
始発駅なので、銀座や東京など都心方面の地下鉄に乗る際に座れるのも嬉しいポイント。そして、食の選択肢も充実している。

取材班:
多くの人が列に並んでいます。
ランチタイムに行列ができるラーメン店「創作麺ひとすじ」。方南町は、知られざる"ラーメンの激戦区"だという。
さらに、から揚げ弁当の人気店「からあげ専門 杉並屋」やハンバーガーの美味しい「方南カフェ」など、“地元グルメ”が盛りだくさんだ。
子育て中というカフェのオーナーは次のように話している。
方南カフェ・山敷店主:
子どもたちが遊びやすい大きい公園があります。

子育て世帯にも優しい街だ。双子の赤ちゃんと散歩中のお母さんに同行した。
双子の母:
土日は駐輪場がすごく埋まっているのでだいぶ(子育て世代の)人が多くて賑やかです。
大型ショッピングモールの前には広い公園があり、多くの子どもたちで賑わっていた。
双子の母親:
ファミリー層が多いので安心して過ごせる。
地元住民:
スーパーもたくさんあるし、公園とかもあるので、すごく住みやすいなと。あと病院もあって。
30代:
子育て世代には必要なものが揃ってるのでオススメです。
穴場の街が注目…「悔しい」「悲しい」の声も
地元住民がこれほど絶賛する方南町だが、これまでの知名度は決して高くはなかった。

地元住民:
方南町はなんだろう、穴場。
地元住民:
路線がちょっと外れてるから、穴場感はあったかも。
地元住民:
方南町って言ったらあんまりみんな知らないので「あそこの丸ノ内線」みたいな感じで終わっちゃいます。
そんな穴場の街・方南町が有名になってしまうとちょっと「悔しい」との声も上がっている。
地元住民:
ついに知られちゃったか。
地元住民(育休中):
あぁー!嬉しい反面、悲しい反面ですね。人が増えるのは…

なぜ今、方南町人気が急上昇したのか。専門家はこう分析する。
ミニミニ城南 明大前店・営業スタッフ:
京王線・中央線が新宿に通いやすいので、賃料が値上がり傾向にある。
JR中央線や京王線など、周辺沿線の家賃相場が軒並み上昇したことで、割安な方南町の物件への問い合わせが増えたという。
「買って住みたい街」の1位は神奈川・湯河原
一方、物件を「買って住みたい街」の1位は、神奈川県の「湯河原」だ。

温泉地として知られる湯河原では、温泉付きの中古マンションなども1,000万円台から購入可能だ。都心の物件高騰を受けて郊外への問い合わせが増えた一方で、6年連続1位だった東京・中央区の「勝どき」は34位へと順位を下げた。

また「買って住みたい」の急上昇ランキングでは東京の「大井町」が2位にランクインした。JR大井町駅では、3月28日に駅隣接の大型複合施設が開業することで注目が集まり、一気に474ランクのジャンプアップとなった。
利便性か、家賃や物件のコスパ重視か。住まい選びの基準は多様化している。
(「イット!」2月18日放送より)
