3連休を迎え、リフレッシュを求めて旅に出たいと考える人も多いだろう。そんな中、「とやま女子旅」と題して、富山県内で働く3人が高岡の魅力を再発見するまち歩きに出かけた。伝統工芸の体験から地元グルメまで、高岡の多彩な魅力を満喫した。

銅板に命を吹き込む職人技を体験

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最初に訪れたのは、銅製品の着色を手掛けるモメンタムファクトリー・Orii。ここでは実際に職人が行う銅板への着色体験ができる。

「こちらにある糠を表面に薄くつけて、あちらのバーナーで一気に焼いていく、糠焼きという工程を行います」と説明するのは同社の遠藤美樹さんだ。

銅板の表面に塗るのは、硫黄などを混ぜた糠(ぬか)。銅と糠に含まれる塩分などが化学反応を起こし、バーナーで焼くことで独特の模様が生まれる仕組みである。熱した銅板を水につけて冷やすと、「おお~」という驚きの声が上がった。糠の付け方次第で、まったく異なる模様ができあがるのだ。

続いては叩き青銅という工程に挑戦。銅のサビである緑青を発生させる薬品を優しく叩いて付けていく。

色を定着させるためにアンモニアガスに触れさせ、「すごい、めっちゃきれい!」と歓声が響いた。

「完成しました!いい感じですね」「オリジナルの世界にたったひとつが作れて、とてもうれしいです」と満足そうな表情を見せる参加者たち。「個性が出ていますよね。薬の付け方や火の加減でこれだけ違うって面白いですよね」という感想からも、伝統工芸の奥深さを実感した様子が伝わってくる。

高岡大仏と愛らしいカステラ

次に向かったのは、高岡のシンボルである高岡大仏。ここでの楽しみは、大仏のカステラという愛らしいスイーツだ。「かわいいです、顔が」と笑顔がこぼれる。

高岡大仏横のカフェで販売されるこのカステラには、串におみくじが付いているという遊び心も。「ふわふわですね」という食感の感想とともに、おみくじを引くと「大仏吉!」という結果が。「一番上です。全員大仏吉でした!」と楽しんでいた。

昆布で締めた創作料理に舌鼓

ランチは山町ヴァレーのクラフタンへ足を向けた。旬の食材を使った彩り豊かな定食や創作料理が味わえる店である。

特におすすめの定食について、「こちらの料理、すべて、この昆布で締めてあるんです。お肉とか野菜とか新鮮ですよね」と説明があった。実際に味わってみると、「お肉をいただきます。うん、やわらかい。鼻に抜ける香りがお上品です。昆布を感じました」という感想が聞かれた。

タラを昆布締めし、あぶったタラの子をまぶした料理も登場。「美味しい。ねっとりした食感に昆布の風味がすごく合っていて、いままで食べたことのないタラの味です」と満足そうだ。

香りとクリームソーダで締めくくり

最後に訪れたのは、高岡駅近くのセカイホテルたかおかである。1階はカフェや交流スペースになっており、サシェと呼ばれる「香り袋」作りの体験ができる。

高岡の風景をイメージした3つの香りから好きなものを選び、木のチップに香りづけするだけで完成という手軽さも魅力的だ。体験後は、自分の好きな濃さの青色に染めることができるクリームソーダで一息ついた。

地元の魅力を再発見した一日に

旅を振り返って、参加者からは「すごく楽しかったです。おいしいものがたくさんあるんだなと思って」「体験ものが充実していて、いろんなことが楽しめる素敵な街だなって思いました」という感想が寄せられた。

伝統工芸の体験から地元グルメの味わい、そして現代的なカフェ体験まで、高岡の多層的な魅力を一日で体感できるコースとなった。この「とやま女子旅・高岡まちめぐり」は、3月26日発行の北日本新聞ゼロニイ4月号やwebunプラスにも掲載予定だ。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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