神奈川県警の巡査部長らが不正な交通違反の取り締まりや書類のねつ造をしていた問題で20日、巡査部長ら7人を書類送検し、県警トップの今村剛本部長が謝罪しました。

この問題は、神奈川県警第2交通機動隊・第4小隊所属の巡査部長ら7人が不正な交通違反の取り締まりや書類のねつ造をしていたものです。

警察によりますと、スピード違反などの取り締まりは一定の距離を追跡して行いますが、巡査部長らはそれを怠っていたうえ、交通反則切符には嘘の追跡距離を記載していたということです。

また実況見分を行っていないにも関わらず、実施したように装い実況見分に関する書類を小隊ぐるみでねつ造していました。

巡査部長は不正な取り締まりを行った理由について「事故に直結する速度超過などの悪質な違反は取り締まって道路交通の場から排除したかった」「追尾に気付いて減速した場合にも違反認定する不適切な取り締まりをしてしまった」「今思えば間違った正義感だった」と話しているということです。

警察は巡査部長らが関わった取り締まりについて、免許不携帯やパトカーのドライブレコーダー映像で確認できたものなど以外は交通違反と断定できないとして、約2700件の違反を取り消し、納付された約3400万円の反則金を返還するとしています。

また関わった巡査部長ら7人を虚偽有印公文書作成などの疑いで20日書類送検し、巡査部長を懲戒免職とするなど計18人を処分しました。

県警トップの今村本部長は20日の会見で「本事案は是正措置の対象となる方に多大なる御迷惑をおかけするものであるとともに、県民の皆さまの交通通違反取り締まりの信頼を大きく損なうものであり、県警察の責任者として、深くお詫びを申し上げます。」と述べ謝罪し、今後、適正な取り締まり方法の指導強化や取り締まり状況の抜き打ち検査を実施するなど再発防止に努めるとしています。

一方、警察庁は今回の事案を受けて、和田薫前神奈川県警本部長を「口頭厳重注意」措置とする方針を決めました。

和田前本部長は調査の段階で、「当時の責任者として関係者の皆さま、および県民の皆さまに深くお詫び申し上げます」と述べたということです。

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