2025年3月、走行中の東北新幹線が分離したトラブルからまもなく1年がたちます。国の運輸安全委員会は19日、車両の連結装置が不規則な動きを繰り返していたとする経過報告を公表しましたが、原因究明にはさらに時間がかかる見通しです。
2025年3月、東北新幹線はやぶさ・こまち21号が上野駅と大宮駅の間を走行中に連結が外れ、緊急停車しました。
国の運輸安全委員会は、このトラブルを事故につながりかねない「重大インシデント」と認定し、調査を続けています。
19日に公表された経過報告では「原因の究明にはさらに一定の時間を要する」としています。
また、トラブルの直後、車両の連結装置が分離の動作を不規則に繰り返していたことが分かったということです。
運輸安全委員会は取材に対し「不規則な動きについて、現象の再現など発生する条件の特定が難しく、調査に時間を要している」と説明しました。
JR東日本は2025年12月、トラブルについて「連結の制御盤の不具合が原因と推定される」としています。
東北新幹線は2024年9月にも連結が外れるトラブルが起きていて、いずれの車両も同じ制御盤が使われていました。
JRは、全ての車両の制御盤を改修するなどの対策を完了しています。
運輸安全委員会は「機械的な原因の可能性も払拭できていない」として、引き続き幅広く調査を続ける方針で、必要に応じて1回目のトラブルとの関連も調べることにしています。