高岡市議会の曽田康司議長は、通年議会や議員定数といった今後の市議会のあり方について意見をとりまとめるよう、議会改革を検討する委員会に諮問しました。
高岡市議会は議長の諮問機関として1人会派を除く4つの会派10人の議員で構成する議会改革検討委員会を設置しています。
18日は、曽田議長から検討委員会の薮中一夫委員長に具体的な検討項目を挙げた諮問書が手渡されました。
諮問書では、通年議会導入の是非、予算・決算の審査、一般質問のあり方、議員定数と議員報酬、それに、市議会議員選挙と市長選挙を同じ日に行うことの5つの項目について意見を取りまとめるよう求めています。
受け取った薮中委員長は、検討を進め、今年中に答申する考えを示しました。
*高岡市議会 議会改革検討委員会 薮中一夫委員長
「議員にとって耳障りのいいものではなく、身を制す、律するもの。しっかり検討していきたい」
*議会改革の検討を諮問した 高岡市議会 曽田康司議長
「今回の任期をいただいた(去年10月の市議会議員)選挙の投票率が50.83%。前回から10ポイント以上も落としている。市民にしっかりと期待され、当てにされ、信頼される議会をつくることが急務」
市議会の狙いについてBBTの高岡支社から福島記者の解説です。
去年10月の選挙で刷新された高岡市議会、出町市長の市政運営に対するチェック機能を強化しつつ、自らの改革に取り組むことで市議会に対する市民からの信頼を向上させる狙いがあります。
具体的に、どんな改革を目指すのでしょう。5つの検討項目を紐解きます。
まずは通年議会導入の是非です。
年4回の定例会や臨時会を開くのではなく、1年中、議会が開かれている状態にしてはどうかという提案です。
通年議会のメリットは常に議案を審議できることから市政運営にスピード感が生まれ閉会中に市長が独断で決める専決処分を減らす効果などがあります。
県内では、南砺市議会が採用しています。
2つ目、予算、決算の審査は市議会にとって最も重要な役割です。
イエスかノーの事後承認に終始せず、予算案作成の前に市側とキャッチボールができないかなど、議会側の意向を反映させる仕組みづくりを目指します。
3つ目の一般質問のあり方はこれまでの一括質問、一括答弁ではなく、国会の予算委員会のような一問一答方式をイメージしているようです。
4つ目の議員定数、現在、高岡市議会の定数は、先の選挙から「2」減って「25」ですが、選挙直前の5カ月間は議員辞職が重なり、22人で運営されていました。
曽田議長は今の25人でも多いと考えているようです。
最後に、次の市議選を4カ月前倒しし、市長選と同じ日に実施できないかというものです。有権者や事務の負担を減らし、選挙費用も削減できる為です。
具体的には市長選の前、40日以内に市議会が自主解散します。
選挙の同日化を目的に解散した市町村議会は過去10年で全国に5つあります。
自らのあり方を問い直すことで機能強化を図ろうとする高岡市議会の動き、市民目線で取材を続けます。