瀬戸内市の国立ハンセン病療養所長島愛生園で創作活動を続ける画家・山本一雄さんの作品を集めた展覧会が、岡山県奈義町で開かれています。

奈義町現代美術館で開かれているのは、ハンセン病を患い療養所に入所してから50年以上、絵を描き続けている山本一雄さんの作品展です。

山本一雄は本名ではなく、仮の名前、「園内名」で、家族への偏見差別を恐れ身元を伏せて活動を続けています。細かい筆で何度も色を重ね立体的に仕上げるこの技法は、山本さんが独学で習得したもの。

会場には、国の誤った隔離政策のもと長島愛生園で過ごした山本さんが見た園内からの景色や、県展で入賞した作品など34点の油絵が並んでいます。山本さんの絵に感銘を受けた学芸員の働きかけで、公立の美術館では初めての展覧会が実現しました。

山本一雄さんの展覧会は、3月1日まで、奈義町現代美術館で開かれています。

岡山放送
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