18日午前10時過ぎの徳島・那賀町の山林。
伐採された山肌から白い煙が上がっています。
列島の各地で乾燥が続き、カラカラ状態となる中で、火事や渇水などの大きな影響が広がっています。
17日午後3時20分ごろ、徳島・那賀町の川俣谷山で、作業中の関係者から「重機から出火して山に燃え移っている」と消防に通報がありました。
消防によると、重機を使って木材をトレーラーに載せる作業中、重機が林道に落ち、斜面との摩擦で発火したとみられ、その後、火は山林に燃え移ったということです。
徳島県は17日夜、自衛隊に災害派遣を要請。
18日朝からヘリコプターなどで消火活動を行っているということです。
現場から約1.8km離れた場所には数世帯の住宅がありますが、これまでに被害はないということです。
18日、富山市では最大瞬間風速17.1メートルの強い南風が観測され、気象庁は北陸地方で春一番が吹いたと発表しました。
今シーズンの春一番は全国で初めてとなります。
2025年の北陸地方の春一番は統計開始以来最も早い2月3日で、それより15日遅い観測となりました。
一方、東日本の太平洋側と西日本では“30年に一度”といわれるほど雨の少ない天気が続いています。
東京都内でも一級河川の一部が干上がり、川底がむき出しになり、東京の水がめといわれる奥多摩町の小河内ダムも貯水率が40%を切りました。
今、全国各地のダムでも渇水による貯水率の低下が起きています。
福岡・朝倉市にある江川ダムは普段は水に覆われていますが、土がひび割れたダムの底があらわになる事態となっていました。
記者が立っている場所は、ダムが満水時だと約10メートルの深さに当たる場所。
渇水の影響で全て露出してしまい、人が立てるような状況になっています。
さらに、水位の低下によって、かつてダムに沈んだ集落が出現しました。
筑後川上流総合管理所・山口浩二所長:
水位が下がって石垣などが見えている。
59年前、現在の江川ダムの周辺には、約400人が暮らす「江川谷」と呼ばれる集落がありました。
花が咲き誇り、地域の祭りには多くの人が参加。
西鉄バスも走っていました。
しかし、生活に欠かせない水を確保するため、住民たちは移転を余儀なくされ、集落は深い水の底に沈みました。
筑後川上流総合管理所・山口浩二所長:
あの石垣の上の方に家があって、このあたりは農地というか。
渇水で姿を現した、ダムに沈んだ集落・江川谷。
壁や石垣は乾いた泥に覆われていました。
筑後川上流総合管理所・山口浩二所長:
50年前のものが今でも残っている。非常に歴史があるというか。ここで生活されていた住民の方に移動していただいてダムができた。非常に感謝している。今後雨が降って、早く水位が回復することを祈っている。
東日本の太平洋側と西日本では、今後も1カ月程度は降水量の少ない状態が続く見込みです。
雨が降らない状況が続いていることで、食卓にも影響が出始めています。
東京都内のスーパーに18日、並んでいた大根やキャベツ。
天候の影響で異変が起きていました。
アキダイ・秋葉弘道社長:
雨不足によって値段が上がっている、サイズが小さくなっている、そういうものがある。特にダイコンとかキャベツは顕著。キャベツにおいては、この間まで100円だったものが180円とか、2月の後半くらいから出てくるタケノコがだいぶ(生育が)遅れるでしょうね。これから食卓に与える影響っていうのは、今後さらに拡大するおそれがある。
30年に一度といわれるほど雨不足で、野菜の生育が遅れ、サイズが小さくなっています。
買い物客は「雨ね…(野菜のサイズ)小さくなったよね。去年から比較したらだいぶ物が…」「困っちゃいますね。春キャベツなんて本当においしくて…待ち焦がれている」などと話しました。
しかし、雨不足の影響を受けずに今後、お得となる野菜も…。
アキダイ・秋葉弘道社長:
カボチャなんかはね、多少狙い目かなと思う。あとキュウリ、トマトはいいかなと思う。干ばつの影響というのは非常に少ない。