高市政権は安定して政治を進められる「長期政権」となるのか。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した、政治ジャーナリストの青山和弘さんは、今回の衆院選で初当選した66人の新人議員、いわゆる“高市チルドレン”のスキャンダルなど「危機管理が重要」と指摘します。
青山さんは新人議員研修会で「講師役」を務めたベテラン議員を取材。重要なポイントの一つとして「地方議員に偉そうにするな」という指導があったそうです。
■“高市チルドレン”の危機管理が高市政権が長期政権を狙えるかのポイントに
今回の衆議院選挙で、自民党は66人の新人議員が誕生しました。最年少は当選時25歳だったということです。
【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「支持率が高いからこそ、危機管理が大事なんです。どんな政権でもいろんな危機に見舞われます。
経済では、例えば市場の反応で円安とか金利上昇があるかもしれない。国際関係では日中関係、また北朝鮮からいつミサイルが飛んでくるかもしれない。
あと何と言ってもスキャンダルです。高市さんや閣僚もそうですけれども、今回66人も“高市チルドレン”が生まれていますから。
この人たちの危機管理がどうできるかが、高市政権が長期政権を狙えるかどうか大きなポイントになると思いますね」
■自民党「新人研修会」内容は?「酔ったらSNS使うな・地方議員に偉そうにするな」
自民党はきのう(17日)、この新人議員たちに対し、新人研修会を開催しました。
鈴木幹事長は、「自分の発言が一体どういう影響を及ぼすのか、考えてから発言しましょう』という注意喚起をしたということです。
また、国会議員としての心構えや支援組織・団体とのつき合い方、さらにSNSの使い方やメディア対応について研修が行われたようです。
この研修会で「講師役」となったベテラン議員の1人から話を聞いたという青山さんは、研修内容について「『SNSは酔っぱらったら使うな』、『地方議員に偉そうにするな』」などの指摘があったと説明。
国会議員を支援する「地方議員への対応」がスキャンダルの種になりうることを解説しました。
■国会議員支える地方議員“偉そうにする”と「スキャンダルを暴露される可能性も」
【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「『新人議員66人のうち誰か危なさそうな人いますか?』と聞いたら、『いや、それはちょっとまだわからない』と。
ただ『やっぱり66人もいれば必ず”玉石混交”になる。だから、スキャンダルは必ず起こると思って、かなり釘を刺しておいた』と話していました。
『SNSは酔っぱらったら使うな』、『地方議員に偉そうにするな』などですね。そうしたことで、少しでもダメージを小さくできればいいな、と」
【青木源太キャスター】「地方議員に偉そうにしちゃうっていうのは国会議員“あるある”なんですか?」
【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「国会議員の中には地方議員を下に見るひとがいるんです。
それを新人のときからやってしまうと、思わぬ反発を受ける。ある意味、足を引っ張られて、都合の悪い話を広められる可能性だってなくはないんですよ。
(地方議員を)大切にしろってことなんですね。」
■少人数グループで新人議員を「教育」へ 背景に「派閥解消」
青山さんによると、今回66人も新人議員がいるため、少人数のグループをつくって、教育していくということです。その背景には「派閥の解消」があります。
【政治ジャーナリスト 青山和弘さん】「今回、(新人議員は)66人もいるので、数人のチームに分けて、そこにチューター(個別の指導者)みたいなものをつけて。
相談もし合えるし、お互いに細かいところまで目が届くような体制も作っていくと言っていました。
かつては派閥が新人教育を担っていたのですが、今は麻生派だけになったので、そういう小さいチームを作っていこうってことにしたみたいです」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年2月18日放送)