1月から2月にかけての大雪で、秋田県の北部を中心に被害が出ています。鹿角市の果樹園ではモモやリンゴの木が雪の重みで折れ、収穫量が大幅に減少する見通しです。

鹿角市の1月の最大の積雪は141センチ。観測史上最大を記録しました。

立春を過ぎて街中は少しずつ雪解けが進んでいますが、花輪地区の山本喜代宏さんの果樹園は1メートルほどの雪に覆われ、特産の「かづの北限の桃」やリンゴの木の枝が折れてしまっています。

山本さんは17日、懸命に雪をかき、木の状態を確認していました。

山本農園・山本喜代宏さん:
「炭をまいたり雪を掘り上げて、諦めるのは諦めて、なんとか収量が確保できるように。いずれ枝が雪に埋まっているので作業もなかなか進まないので、まずは頑張って消雪作業をやっていきたい」

山本さんは今シーズン、雪が降った際、枝が弱いモモの木の雪下ろし作業を優先的に進めました。その結果、リンゴの木に手が回りませんでした。リンゴの木は比較的強いとされますが、水分を含んだ重い雪に耐えられませんでした。

山本喜代宏さん:
「10年前もこういう雪の被害はあったが、これほどリンゴの被害は大きくなかった。リンゴがこんなにやられると思わなかった」

例年は木の枝切りを進める時期ですが、折れた枝を確認しながらの作業で思うように進みません。

山本喜代宏さん:
「ざっと見た限り3~4割は減収するのではないか。想定の範囲外で、こうなるのは予想つかなかった」

今回被害を受けた木が、例年通り収穫できるようになるには約5年かかります。

地区の農家は高齢化が進んでいて、山本さんは「営農を諦めてしまう人もいるかもしれない」と話します。

地域の農家と特産をいかに守り、つなげるか。雪解けとともに深刻な事態が少しずつ明らかになっています。

市は随時、被害状況の調査や支援を進めていきたいとしています。

秋田テレビ
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