13日県議会に提出された佐賀県の新年度の予算案について詳しく見ていきます。スタジオには県政キャップの木村記者です。

【木村記者】
改めてですが、佐賀県の新年度の当初予算額は一般会計で5470億円あまりと、新型コロナ対策で経費が膨らんだ令和3年度、4年度に次ぐ過去3番目の規模となりました。
一方、“コロナ関連予算”を除いた当初予算額では、5257億円となっていて、こちらは過去最大の規模とも言えます。

【アナウンサー】
予算が大きくなった主な理由は何ですか?

【木村記者】
給食費や高校授業料の無償化、職員の給与改定、社会保障費の増加が背景にあります。
いずれも全国の各都道府県で同様の動きが見られますので、佐賀県のみの傾向ではありません。

【アナウンサー】
では、佐賀県の予算のポイントはどこになるんでしょうか?

【木村記者】
山口知事は今回の予算の柱のひとつに「教育」をあげています。
予算額は、前の年よりも60億円以上多い、934億円と手厚くなっています。

【アナウンサー】
具体的には新しくどのような取り組みが進められるんでしょうか?

【木村記者】
まずは、県立学校をもっと快適にしようという事業があります。
例えば、「洋式トイレが混雑している」という声を受け、和式トイレの“洋式化”に約3億5000万円。
「夏の体育館が暑すぎる」という声を受け、すべての県立学校の体育館にスポットクーラーを設置する事業に約3億3600万円が計上されています。
また、家庭へのサポートもあります。
子どもが春から高校に入学する場合は、その家庭に1万円を支給する事業に9360万円が計上されています。

【アナウンサー】
そして教育といえば、3年後には県立大学の開学が控えていますよね?

【木村記者】
今回、県立大学関連では約4億2600万円が計上されています。
内訳は、新校舎の設計などに3億4000万円、そして、3年後に大学生となる高校生に向けての広報や教員の募集などに8600万円となっていて、ソフト、ハードともに一歩ずつ開学への準備が進んできています。

【アナウンサー】
そのほかに大きな事業はあるんですか?

【木村記者】
VTRをご覧ください。こちらは、13日のJR肥前鹿島駅です。
去年9月から新しい駅舎の建設が始まっていて、来年度にオープンする予定です。
新たな駅舎には宿泊施設も作られる予定で、県は、周辺のまちづくりも含め約20億7000万円を計上しています。

【アナウンサー】
JRの駅の整備を県が予算をかけてするんですね。

【木村記者】
肥前鹿島駅は西九州新幹線の開業に伴い並行在来線となった区間にあり、現在、列車の運行はJRが行っていますが、駅舎などの施設は県が管理・整備を行っています。
並行在来線となった影響で特急「かささぎ」は2月から1日10本となり、新幹線開業前の42本から4分の1以下となります。
駅を中心とした観光客向けの街づくりが人の流れを引き込む呼び水となるのか注目されます。

【アナウンサー】
新年度の当初予算案は13日開会した県議会で今後、審議が行われます。

サガテレビ
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