大分県が導入を検討している「宿泊税」について、導入に向け議論してきた有識者会議は13日、その案をまとめ知事に報告書を提出しました。案では宿泊料金に応じて税額を変え1人1泊「最大2000円」となっています。

◆TOS梅田雄一郎
「観光振興の起爆剤となるのか、宿泊税導入をめぐる議論も大詰めを迎え、まもなく会議が行われます」

宿泊税は宿泊施設に泊まった人から徴収する地方税で、大分県が観光振興などを行う新たな財源として導入を検討しています。13日は、議論を進めてきた有識者会議の案がまとまりました。

宿泊料金に応じて税額が変わる「段階的定額制」としていて、宿泊料金が1泊5千円未満は1人100円。2万円未満が200円。10万円未満が500円。10万円以上は2000円となっています。この場合、税収は年間で18億6000万円と試算されています。修学旅行や学校行事での宿泊の際は免除するとしています。


◆県観光振興財源検討会議 田中治委員長
「今後の大分県の観光の発展を考えるとそれを進めていくための必要な財源はどうしても必要になる」

有識者会議は、この案を報告書にまとめ佐藤知事に手渡しました。

◆佐藤知事
「18市町村の人たちが、それぞれこれが導入されてよかったと思って頂けるような仕組みをどう作っていくかが大事であるということを、話の中で指摘してもらったと思っている」

県は今後、各市町村に今回の報告書の内容を説明するなど導入に向けて議論を進めることにしています。

◆TOS刀祢優月
「宿泊税について観光客はどのように受け止めているのでしょうか。 大分の観光地で聞いてみます」

ーー観光客(神奈川から)
「少し(料金が)かさ増しになってしまうが、観光客として観光地を訪れる際に少しでもその地区のプラスになる宿泊税はいい」

ーー観光客(北海道から)
「財布のヒモは旅行に来たらゆるくなってしまうので、200円ぐらい払える」

ーー観光客(大阪から)
「(他県の宿泊税は)少し高いなと足踏みしてしまうが半分仕方ないと思っている。少し外国人向けというところと、日本人向けについて差別化を図ってもよいのではないか」

ーー観光客(千葉から)
「今回大分に来て思ったが、ほとんど海外の人。そうなると逆にもっと上げてもいいのではないかとも思った」

ーー観光客(福岡から)
「入湯税だってあるので問題ないと思う」

宿泊税については、県以外に別府市も導入を検討しています。県の宿泊税は県の税収となりますが、別府市の宿泊税は市の税収となります。別府市は13日の県の有識者会議の案を受け今後、市の方針を固めたいとしています。

福岡県でも県だけでなく福岡市が導入しています。福岡市の宿泊施設に泊まった場合、宿泊税は1泊2万円未満で200円ですが、県が50円。市が150円の税収となる仕組みです。大分県と別府市がどのような対応をとるかは今後、検討が進められます。

他にも全国では東京都や大阪府、京都市などが宿泊税を導入しています。東京都は、1泊・最大200円。京都市は、3月から1泊最大1万円となります。観光振興の財源として導入する自治体が増える中大分県内の宿泊税がどのような形に決まるのか注目されます。

テレビ大分
テレビ大分

大分の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。