特集、12日も熊本城マラソンの注目ランナーです。フルマラソン男子の直近6大会の優勝者を見てみると4回優勝しているのが古川 大晃選手です。熊大時代からこの大会に参戦している古川選手も30歳、初めて社会人として臨みます。

【郡司琢哉アナ実況】
「300メートルを切りました。阿部飛雄馬が前、古川がうしろちょっと脚がもつれた古川大晃」「大学院の先輩古川大晃選手に銀メダルをプレゼントしたいと話していた阿部飛雄馬。宣言通りのレースとなりました初出場初優勝達成です」

去年、男女を通じて初の5度目の優勝を狙った東京大学大学院の古川大晃選手。

10年に及ぶ学生生活の最後の熊本城マラソンを優勝で飾ることはできませんでした。

【京都】
あれから1年、古川選手の姿は京都にありました。

【学生】
「これらのモデルが前提となる仮定は対照的にバッタとは明示的に隣の個体とは整列しない」
【准教授】
「データで何に対して重要なのかは秩序がどうやって起こるか」

古川選手は去年の春に博士号を取得し東大大学院を卒業。

競争倍率4~5倍といわれる日本学術振興会の特別研究員に合格し研究を続ける道を選びました。

その研究者としての古川選手を受け入れたのが、「スクランブル交差点で行き交う人々はなぜぶつからないのか」という研究でイグ・ノーベル賞を受賞した京都工芸繊維大学の村上 久 准教授でした。

【京都工芸繊維大学 村上 久 准教授】
「3年ぐらい前ですかね。ウチでやっている人の集団の実験があるんですけどそれに参加したんですけど」「その時はまだ博士課程の学生だったんですけど古川さんはその次どうするかとなった時に、日本学術振興会という文科省の制度を使ってウチに来ることを検討しているということで『ぜひ』という感じで」「常に(研究を)やっているなという感じでものすごい勢いでデータとか実験とかやっていて今年とか来年とかに『爆発』するんじゃないかと思っています」(研究者として?)「そうですね」

研究室に朝から夜までこもりパソコンと向き合います。

「人の後ろを走るとなぜ楽に感じるのか」という熊大時代に抱いたランナーとしての素朴な疑問を自らの研究で解き明かし今はその発展形として集団走の研究にいそしみます。
【古川大晃選手】
「ランナーの集団の分析、追尾走の発展形ですけどそうした研究をより面白いものにしたいというところでした。村上先生が歩行者の集団の研究で世界的権威というか
面白い研究をされていたのでそこでランナーの集団の分析をして面白い研究にしていきたい」「研究は楽しいなと思いますね」

夜、研究とランニングを終えた古川選手が帰宅します。

古川選手と言えば熊大時代はナスを手でちぎり九大時代はネギを手でちぎるなど
独特の料理を披露してくれました。一人暮らしの京都でよく作っているという料理を披露してもらいました。

フライパンを火にかけ豚肉は切らずに手で敷いていきます。

【郡司アナ&古川選手】
「熱くないんですか?」「こんな感じで手で包丁使うのが苦手で」「ぶれないですね」

豚肉に火が通ったら料理酒としょうゆで味をつけ卵を割ります。

でも混ぜるのは普通の箸。

そして小松菜を手でちぎって入れると・・・、なぜかまた手で混ぜ始めました。

オイスターソースで味を整え蓋をして蒸し焼きにすると『古川流 豚肉と小松菜の
オイスター炒め』の完成です。

しかしここで郡司キャスターはあるものがないことに気づきました。
(古川君、お皿は?)
「お皿はこれ(フライパン)です」
(このまま?)
「これです。これが一番、あったかくて洗い物が減るという・・・いただきます」

相変わらず緻密なのか雑なのか分からない古川流の料理。でも、出来上がりをみると
とってもおいしそうです。

ちなみにご飯は1食1.3合、この大盛りご飯で練習の消費カロリーを補います。

練習は朝20キロほどの距離を積み、夕方は短い距離を速いペースで走ることでスピード系を強化します。京都に拠点を移し社会人として臨む初めての熊本城マラソン。

古川選手には負けられない理由がありました。

【古川選手】
「優勝1択です。毎年言っていますがこれまで3連覇を2回逃していますので」
「脂の乗る時期もあと5年もないかと思いますので3連覇を目指すラストチャンスに
なるかと思いますのでそこはこの勝負一つに集中したいと思います」

過去の優勝はリセットされフレッシュな気持ちで臨むという古川選手。

自身が目標と話す3連覇に向けた最初の1年と位置づけスタートラインに立ちます。

テレビ熊本
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