衆議院選挙で惨敗した中道改革連合。辞意を表明した野田・斉藤両共同代表に代わる次の顔は誰に?“高市一強”の中、どう存在感を示していくのか。
関西テレビ「newsランナー」で橋下徹さんは「中道は個人を中心にするとか、現実的な防衛とかそういうことをしっかり立て直す大チャンス」と述べつつ、中道などが掲げる「リベラル」という言葉について「説教臭い」と持論を展開。
「ブレーキ役の存在感ある野党は必要」と訴える元テレビ朝日アナウンサーで弁護士の西脇亨輔さんは、「リベラル」を巡って「背骨にある理念は必要」と話し、橋下さんが「言葉は使わなくていい」と反論するなど激論となった。
■「何万回頭を下げてもどんな言葉を使ってもわびようがない」
11日、議員総会を開いた中道改革連合。今回の衆議院選挙では、歴史的大敗を喫し、2人の共同代表が改めて辞意を表明した。
特に小選挙区でベテラン議員が次々と落選した元立憲民主党の野田共同代表は…。
野田佳彦共同代表:痛恨の極みであります。何万回頭を下げてもどんな言葉を使ってもわびようがない。
一方、元公明党の候補は比例単独にまわり、全員が当選した。
斉藤鉄夫共同代表:これからも中道の理念・政策を訴えて頑張っていきたい。
総会では、「選挙の総括」を求める声も上がったが、野田共同代表が「総括と同時並行で新体制をつくっていきたい」と回答。

■京都3区で当選した泉健太さんは代表選に出馬せず
この場で代表選挙を13日投開票の日程で行うことが決まり、元立憲民主党の小川淳也さんと階猛さんが立候補を表明した。
一方、近畿で唯一、小選挙区で当選した泉健太さんは代表選に出ないと明言した。
(Q.決断はいつごろですか?)
泉健太さん:きのうです。
(Q.これからも中道で活動?)
泉健太さん:今はもちろん仲間を支えていきます。

■「生き残ったメンバーが党をひっぱっていかなければならない」泉健太さん
泉さんは9日、newsランナーに出演した際、階さんや小川さんなどと次のようなやりとりをしたことを明かしていた。
泉健太さん:『誰がこの党のトップになるにせよ、みんなで支えあっていこう』と。次世代のわれわれ、生き残ったメンバーが党をひっぱっていかなければならないと。
時間も人数も限られているため、立候補に当たって推薦人は不要となるなど、異例の代表選となることも決まっている。
“高市一強”の中、どう存在感を示していくのか。

■「絶対にブレーキも必要」西脇亨輔さん
中道について、元テレビ朝日アナウンサーで弁護士の西脇亨輔さんと橋下徹さんが熱い議論を交わした。
西脇亨輔さん:自民が大勝して、維新がそのアクセル役になるって言っている中だと、絶対にブレーキも必要なんですよ。車はエンジンとアクセルだけで動かないので、存在感ある野党は必要だと思う。
れいわ新選組の大石晃子さんが今回の選挙で野党(の議席)が激減したことについて、『実は大阪で15年前に起きていることで、もともと民主党が強かった大阪で、ある年から一気に維新がそのまま入れ替わった。将来への期待感、何かを実行する期待感が流れていっているんじゃないか』と分析もされていた。
それをどう取り戻すかは本当に重い課題として、新しいリーダーには引き継がれると思う。
橋下徹さん:まずブレーキ役はこれから国民です。選挙で審判を下していくということなので。
これまでは政治が停滞して、国会議員同士で物事が動かなかったのがこれから“動く政治”になるので、国民がブレーキ役。
メディアも文句ばっかり言うようなメッセージ報道じゃなくて、政策判断できるような的確な情報発信をしなきゃいけないですよね。

■「中道は大チャンス」橋下徹さん「リベラル」について持論展開
さらに橋下さんは「中道は大チャンス」だと述べつつ、「リベラル」という言葉について持論を展開した。
橋下徹さん:中道は大チャンスですよ。大阪で“民主党”という党や自民党が壊滅状態になっているのは、非現実的な主張から維新は現実的な主張を展開したわけなんですね。
だから中道の人達も、もう“中道”とか“リベラル”って言葉にこだわるのをやめたほうがいい。
“リベラル”ってメディアの人たちは、一部の新聞の論説とか使うんだけど、多くの人からすると説教くさくって鼻につくんですよ。
西脇亨輔さん:でも背骨にある理念は必要だと思うんですよ。
橋下徹さん:保守っていう言葉には保守の説教くささがない。保守・リベラルっていう概念にこだわる必要ないですよ。
だけどリベラルがどうも“ネトウヨ”と同じような感じで、多くの人はちょっと嫌悪感もあると思う。
理念は重要だから、リベラルとあえて言わずに個人を中心にするとか、現実的な防衛とかそういうことをしっかり立て直す大チャンスだと。
西脇亨輔さん:守らなきゃいけないものもある。
橋下徹さん:でもリベラルって言わなくてもいいんじゃないですか。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年2月11日放送)

