自民・維新で3分の2を超える議席を獲得した衆院選。今回の選挙で多くの新人議員が誕生しました。

関西テレビ「newsランナー」に出演した“維新創設者”の橋下徹さんは、新人議員の教育に「『派閥』が有効だったのでは」という議論があることに対し、「派閥」である必要性はないとし、日本の政党に最も欠けているのは「ガバナンス(統治)ルール」だと訴えました。

■「日本の政党に一番欠けているのはガバナンスルール・政党法がない」橋下さん指摘

【青木源太キャスター】「かつては郵政選挙の『小泉チルドレン』と呼ばれる新人議員や、大阪では『橋下チルドレン』がたくさん生まれました。

今回もたくさんの(新人)議員が(当選し)一大勢力になった。そういった意味での運営という点はどうですか?」

【橋下徹さん】「これは大変だと思いますよ。この人たちをまとめるって僕はできなかったから松井一郎さんに全部お願いしてたんですけども。

日本の政党に一番欠けているのはガバナンスルール・政党法がない。政治家は『日本の企業はもっとガバナンスを強化しろ。世界に通用するような日本企業になれ』って言っておきながら、政党にはそういうルールが全くないです。

だから派閥ができたりとか、不透明な形でお金がやりとりされていたりとか。だから政党をしっかり運営できるようなルールに基づいて運営できるような政党法が必要。そうじゃないと、すぐに派閥ができますよ」

■「昔は派閥が機能していたが、今は“財”が不透明すぎる」

「今回誰が1年生議員を教育するのか?」と問われた橋下さんは「派閥」は不要だと説明します。

【橋下徹さん】「昔は派閥がある意味機能していたんですけれども、今は“財”が不透明すぎる。誰が(派閥の)長になるかって言ったら、“飲み食い達者”な人とかね、あと“お金配り達者”な人とか」

『法律で全政党に適用する法律を作ること』が「ゴール」だと話す橋下さん。

【橋下徹さん】「まずはでも政党内でしっかりガバナンスルールを作るべきです。政党の中でのルールを作ってもそれは甘いルールになっちゃうんですよ。

例えば飲み食いについてだって、(橋下さんによると)維新ぐらいじゃないかな?“1万円ルール”を作ったのは。民間に合わせて。今その飲み食いだって無制限ですよ。

それは超えた場合には自腹で食べに行ったらいい。でもそれで3万円も4万円も5万円ものするものを食べたいんだったら民間人になればいいわけで。額についてもだけど、とにかくルールが今ないんです」

■「ルールしっかり決めないとすぐ派閥ができる」ルール作りの必要性を訴えた橋下さん

橋下さんは高市総理に対して「まずルールしっかり決めないとすぐ派閥ができる。人間って集団になれば必ずグループになりますから」と述べ、維新ができる役割があると話しました。

【橋下徹さん】「維新はそのルールが作りつつあるので、衆参合わせて50名ぐらいしかいないけれども、もう自民党とごはん食べに行くときには、『維新のルールに従ってください』って言える立場だから。

政策を押しつけようと思ったら数の力が重要になるけれども、ご飯食べに行くときぐらい『我々はこういうルールですからってもう焼き鳥しか食べれません』とか言ったら(いい)。

今まで自民党だったらいいもの食べたのかわかんないけど、維新だったら、『すみません。ルールで焼き鳥だけなんですよね』とか。

焼き鳥はいいもんですよ。焼き鳥は悪いとかそうじゃなくて、『これしか食べれません』とか『そんな高級ワインは開けられません』と」

最後に橋下さんは「維新はガンガン言って維新のカラーを自民党に染めていってもらいたいです」と締めくくりました。

(関西テレビ「newsランナー」 2026年2月11日放送)

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