「将来プロスキーヤーになりたい」
文集に大きな夢を書いていた少年時代。
その後、男は「ポア」という言葉で殺人を肯定する教団に、身をおとした…

26日、坂本弁護士一家殺害事件などで死刑が確定したオウム真理教元信者・端本悟死刑囚の死刑が執行された。

 

空手の実力をかわれ松本元死刑囚のボディガードに

 
 
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東京出身の端本死刑囚は、一年間浪人したあと、早稲田大学法学部に進学。在学中は、空手に取り組み、大会で優勝するほどの腕前になった。

教団に入信したのは大学在学中の1988年のこと。
端本死刑囚は空手の実力をかわれ、松本智津夫元死刑囚のボディガードを務めたほか、新実智光元死刑囚率いる実行部隊で非合法活動に手を染めた。

1989年の「坂本弁護士一家殺害事件」では、坂本堤弁護士に馬乗りになって殴打。
1994年の「松本サリン」事件でも、猛毒のサリンを散布する車を運転するなど、「実行犯」として事件に関与した。

端本死刑囚は、教団が起こした3つの事件で殺人などの罪に問われ、1・2審で死刑判決。上告したが、最高裁が2007年10月に棄却し、死刑が確定した。
裁判中、端本死刑囚は「麻原ではなくて自分の感性を信じるべきであった」と後悔の言葉を漏らしていた。

オウム真理教の一連の事件では、13人の死刑が確定し、6日に麻原彰晃こと、松本智津夫元死刑囚ら7人の死刑が執行されていたが、26日、残る6人についても執行された。

 

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