日本時間18日、本拠地でのレッドソックス戦に先発した大谷翔平選手。残念ながら3連勝とはならず、メジャー初黒星を喫した。

MLBファンの度肝を抜く二刀流での大活躍で注目度が増す一方の大谷選手だが、今度は「食生活」が公開された。

大谷選手が手に持っているのは、バットでもグローブでもなく包丁。
現在、エンゼルスタジアムの近くで人生初の一人暮らしを始めているが、自炊生活も初挑戦中だという。
 

一人暮らしも料理も初挑戦

日本ハム時代の5年間を選手寮で生活した大谷選手は、2月1日に渡米した直後からいきなり一人暮らしをすることになり、食事環境が大きく変化。
キャンプ中は、球団が朝昼2食を用意するそうだが、夜は自分で手配しなければならず、栄養のバランスにも気を配る必要がある。
そこでキャンプイン前に、アメリカで栄養学のレクチャーと調理実習を受けたという。

足りない栄養分はプロテインで補給
足りない栄養分はプロテインで補給
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担当したのは、大谷選手の栄養サポートをしている株式会社明治の管理栄養士である大前恵さん。
大谷選手は、日本ハム時代の2014年の春キャンプ以降、明治からプロテインの使用法などのアドバイスを受け、翌2015年からはアドバイザリー契約を結んでいる。
 

大前恵さんにレクチャーを受ける大谷選手
大前恵さんにレクチャーを受ける大谷選手

これからのアメリカでの生活に備え、どんなことを大谷選手にアドバイスしたのか?
そして大谷選手はどんな食生活を目指しているのか?
明治の広報担当者に聞いてみた。

「高たんぱく低脂質」の食事を目指す

――大谷選手にどんなことを教えたのか?

日本にいるときと同じ栄養素を摂るための素材と食事の選び方をアドバイスさせていただきました。
大谷選手は「高たんぱく低脂質」の食事を目指されています。
それに合わせた肉・魚の部位や、調理方法、さらに足りない栄養は当社のプロテインをうまく使うことなどを、お伝えいたしました。
 

オムライスの腕前は…

さらに大谷選手は、スポーツ料理研究家の村野明子さんの手ほどきを受け、料理にも挑戦した。
作ったのはオムライス。

下の写真は、フライパンで焼いたオムレツをチキンライスの上へのせた後、身長193cmの体を丸めて慎重にオムレツの背を切り開き、とろとろふわふわのオムライスを完成させる場面だ。
 

 
 
調理中…大谷選手のオムライス
調理中…大谷選手のオムライス

また日本人ならどうしても食べたくなるお米は、鍋とコンロで炊く方法を学んだという。


――他にどんなサポートをした?

シーズンが始まるまでの夕食分約100食分を作り、冷凍保存してきました。

――ちなみに大谷が作ったオムライスはおいしかったのか?

申し訳ありません、そこまで把握しておりません。


食生活のサポートを受け長いシーズンに備える大谷選手だが、自炊生活で料理の腕前も上がっていくのかもしれない。

 

(写真提供:明治)
 

プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。