――メガネのまち「鯖江」の技術はどこに活かされている?

国内メガネ生産量の約90%を “めがねのまちさばえ” で作っております。

その中で、私どもは部品メーカーとして数十年にわたって、培ってきた技術を耳掛け部分に取り入れて、痛みや違和感の少ない、かけ心地の良い形状を作り、肌に触れる部分の樹脂・金属には皮膚に優しい素材を選択しております。

メガネと併用しても、つる同士が干渉しない仕組み

――とくにこだわったところは?

かけやすく、また、かけていて痛くならない形状を作るために、社内でのモニター試験を繰り返し行ない、成形する金型を何度も作り直して、現在の形状に至りました。

従来のゴム・紐タイプのマスクとの大きな違いとして、耳に向かって引っ張られるテンションが構造上、フリーになっているので圧迫感を緩和し、息がこもりにくく呼吸をしやすい設計にしました。

また、マスク生地を立体縫製にし、3段階で巾調整ができるボタンホールを設けることで、顔に添う心地よいフィット感と息苦しくないポジションを確保し、より多くの方にご使用いただけるものを目指しております。