25日は多くの会社で2025年最後の給料日だったそうですが、振込額が増えた人が多かったそうです。

還付金ということですが、ちょっとしたボーナスだと思って年末の買い物に向けて、消費マインドが上向きになっていくといいと思います。

街の人はどこに使うのか取材しました。

12月25日の今日、ネット上には「朝起きたら『年末調整還付金』っていうサンタさんからのプレゼント来てた!!」「『年末調整還付金』がいつもの4倍くらいになってる!にっこにこ」などと、喜びの声が相次ぎました。

多くの会社で2025年最後の給料日となった25日、給与明細などを確認した人から年末調整の還付金が例年よりも多いとの声が上がっているのです。

街で聞いてみても「(還付金)多いかなくらいの感じ。所得税が普通だと引かれるのが、マイナス表記だった」「単純にうれしい。知らなかったが3万円戻ってくるならラッキー」などの声が聞かれました。

還付金が増えた一番の理由は石破政権時代に決定した年収の壁160万円の引き上げ。

税理士法人V-Spirits・渋田貴正さん:
改正があったのが12月から適用になっていて、1月~11月に多めに天引きしてた分が一気に戻ってくる形。いつも年末調整で1万円戻ってきた人でも、今年は3万とか4万くらい戻ってくるのではないかと思う。

還付金の増額を年収モデルで見てみると、年収200万円世帯は5000円程度だった還付金が2025年は3万円ほどに増額。

年収400万円や600万円世帯の場合は2024年に比べて2万円くらいの増額に。

そして年収800万円世帯だと還付金の増額は3万円ほどになるといいます。

ただし、住宅ローン控除などを受けている世帯の場合は2024年と還付金の額に大きな差がない場合もあります。

多くの会社員にとって、ちょっとしたボーナス気分を味わえそうな2025年最後の給料日。

使い道を聞いてみると「自己投資。肌エステ行ったりとか色々したい。(さらに)おいっ子とめいっ子にお年玉とかあげなきゃいけないので」「正月に高知県行くので多くカツオのたたきを食べようと」「来年結婚式あるのでそれにあてようかなと」などの声が聞かれました。

一方で、物価高からぜいたくはできないという声も。

さらにネットでは「冷静に考えれば払いすぎてた分が戻ってきているだけだから微妙な気分」という声も。

年末年始で還付金が増えても、止まらない物価高の中で迎える2026年。

そんな新年のおせち料理にお得な商品が人気に。

2万3000円台の商品がなんと1万1000円台に。
他にも、40%から50%オフのおせち商品がずらりと並ぶ通販サイト「Kuradashi」。

実は、売れ行きも好調だという“訳ありおせち”。

株式会社クラダシ 総合通販部バイヤー・宮本侑生さん:
通常の販路で卸せなくなってしまった、いわゆるわけあり品みたいなところ。我々の方で買い取りをして、だいたい50%オフから商品が販売されているような形になっています。

そして、この通販サイト会社におせちメーカーから持ち込まれた数は2024年より3割増えたといいます。

通販サイト側は、持ち込まれた数が増えた理由として2025年10月のふるさと納税ポイント還元の廃止をあげます。

株式会社クラダシ 総合通販部バイヤー・宮本侑生さん:
例年、昨年とかですとそのポイントを使って、おせちを返礼品としてお求めになるお客さまがいらっしゃった。(だが)ポイントが廃止になった関係で10月のタイミングで日用品に(ポイント還元の)注文が寄ってしまった。

本来は返礼品として準備されたおせちがポイント廃止で宙に浮き、「Kuradashi」で安く売られたのだといいます。

“返礼おせち”は24日に完売したものの、他の“お得おせち”はまだ販売中のものもあるということです。