深川医師によると、花粉シーズンが近付いたら、日本気象協会と参天製薬が共同で開発したアプリ「かゆみダス」の活用も効果的だという。

自分の住所を登録すると、住んでいる地域の予測される気象状況から、花粉飛散量だけでは分からない目の症状の注意レベルとアドバイスが毎日表示される。
また、目薬や薬を飲む時間をお知らせしたり、通院予定の登録・通知も可能だ。
一度登録すると、翌年からは花粉が飛び出す2~3週間前に「そろそろ眼科に行きましょう」と初期療法を行う適切なタイミングも知らせてくれる。
外出時は「目にもマスク」
花粉は目に入れないことが一番。入ってしまったら洗い流すことが大切だ。
「外出時は眼鏡をかけて目を守り、ひさしのある帽子をかぶる。帰宅したら防腐剤の入っていないアイウォッシュや点眼式の洗眼液、人工涙液などで目を洗うことが大事です。
カップ式の洗眼液を使う時は、化粧を落として目の周りをきれいにしてから使いましょう」

温暖化などの影響で年々増える花粉の飛散量。
「目に入れない」「入ったら洗い流す」「飛散する約2週間前から目薬やクリームで初期療法する」の3点セットで、花粉のシーズンを快適に過ごしていただきたい。