しかし飲み薬と違って目薬はつい忘れがち。
そこで、深川医師が注目しているのが、昨年登場した1日1回まぶたの上に塗る「アレジオン眼瞼クリーム」(一般名:エピナスチン塩酸塩眼瞼クリーム)だ。
目薬が苦手な子どもにも!
「アレジオン眼瞼クリームはまぶたに塗ると1日効果が持続します。
塗ってから8~24時間経過すると目全体に薬がしみ込むので、夜の睡眠前に塗れば翌日1日中効いていることになります。目薬が苦手な子どもやお年寄り、目薬だとアイメイクが崩れるという女性も問題なく使えます」

アレジオン眼瞼クリームは1日1回まぶたに塗るだけで有効成分が浸透し、結膜で持続的に作用する。市販薬はまだないが、病院で処方してもらうことができる。
目のかゆみは重症化すると効き目が強いステロイド薬を使わないと治せなくなる。
ステロイドは眼圧を上げるため、使い過ぎると緑内障になる危険性があり、そのためにも早めの治療が欠かせない。

「花粉症治療でステロイド点眼薬を使用する場合は注意が必要です。ステロイド薬は効き目が良いので一度経験すると辛い日は使いたくなってしまいますが、内科で処方された場合は必ず眼科で眼圧の検査を受けるようにしてください」