石川・金沢市で、60代男性がSNSを使った投資詐欺で約1億5500万円をだまし取られた。
愛知県でも80代男性が8億7000万円以上の被害に遭い、専門家は著名人をかたる偽広告や確実性をうたうもの、LINEグループへの誘導に注意を呼びかけている。

8億円超被害も…SNS広告の入口に注意

今週、SNSを使った投資詐欺による高額被害が次々と発覚した。

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石川・金沢市では60代の男性が約1億5500万円の被害。
そして愛知県に住む80代の男性は、約8億7000万円以上だまし取られたという。

山﨑夕貴キャスター:
LINEなどを使ってというところが、誰にとっても身近でかなり怖いですよね

安宅晃樹キャスター:
こうした投資詐欺に使われる手口として、典型的なパターンがあるそうです。「なぜ億超え被害?悪質詐欺の見極め方」について見ていきます。
8億7000万円もの被害について見ていきますが、愛知県内で発生した特殊詐欺としては過去最悪の被害額だったといいます。警察によると、県内に住む80代の男性は著名人の名前を使ったインターネット上の投資の広告にアクセスしてしまった。ここから実際に現金を振り込んだり、金塊を手渡すなどして合わせて8億7000万円以上がだまし取られたといいます。

榎並大二郎キャスター:
偽広告にアクセスをして、これだけの高額、そして金塊まで手渡してしまう。そこまでに何があったのか気になりますね。

安宅キャスター:
SNS投資詐欺の手口の注意すべきパターンを見ていきます。
今SNSと言いましてもいろいろなものがありますが、どんなSNSに偽広告が表示されているのか。警察庁によると、2025年の認知件数は9538件。一番多いのはインスタグラムで20.4%、次いでYouTube12.8%、LINE12.7%と続きます。
こうしたSNS上に表示された、いわゆる広告をタップして入っていったあと、最も多いパターンがLINEでのやり取りです。広告を踏んでしまうと、そこからLINEをつなげてLINEグループに招待されて犯人側と接触するケースが多いです。実際に9割がLINEのやり取りを経て被害に遭っているわけです。

山﨑キャスター:
ニュースでよく目にしますが、広告からどうしてLINEでというところもちょっと気になりますね。

安宅キャスター:
特殊詐欺などの対策サービスを提供するトビラシステムズによると、偽広告にはある特徴、内容、共通点があるといいます。広告に著名人の写真や名前が無断で使用されていることが多く、「2日で5000円が800万円になる」「100倍になる銘柄2選」などといったように確実性をうたうものが多いといいます。さらに最近では直接ショートメッセージなどで連絡が来ることもあるといいます。

山﨑キャスター:
実は私も、ある著名人のインスタをフォローしたらフォローバックが返ってきて、どうやらその人がなりすましのアカウントだったらしいんですよ。でもその時は気づかずにDMで投資の話が来て私は気づけたんですけど、そこでLINEのやり取りをしていたらと思うと本当にゾッとしますよね。結構身近だなという恐怖感があります。

安宅キャスター:
誰にでもいつでも起こり得る話ではありますが、実際にSNSの投資詐欺の広告をタップすると、そこからどのような流れでお金をだまし取られる危険性があるのかを見ていきたいと思います。
絶対にもうかるなど確実性をうたう広告というのは注意が必要ですが、「気になる方は広告をタップ」と表示されていて、ここを実際にタップして進んでいくと、「利益合計4億円突破」「ユーザー満足度98%」などの表示があって「稼ぐ方法を教えます。LINE追加」と、友達追加のボタンが出てきます。実際にこれを押すと、LINEの友達になって、さらにはLINEグループに招待されます。

グループでは、共犯であるサクラがいて、例えば「セミナーのおかげで200万円もうかったよ」というような投資で私ももうかっているんだと信じ込ませて、まずは少額から、まずは10万円入金しましょうと投資を促してくるといいます。

その後、利益が出ているように見せて錯覚させて、さらには実際に現金を引き出そうとした時には手数料として高額な金額を、また税金として高額な金額をさらに要求していくという。このような流れになることが多いようです。

金融庁登録の確認で被害を防ぐ

石渡花菜キャスター:
投資詐欺の被害がこれだけ巨額になっていますけれども、それはどうしてなんですか。

安宅キャスター:
詐欺などにくわしい犯罪ジャーナリストの多田文明さんにお話を聞きました。
この投資詐欺、世代年代を問わずだまされてしまう、さまざまなテクニックがあるといいます。まずは信じ込ませる段階があります。最初は本当に丁寧に投資の仕方などを教えて、最初のうちは実際に口座にお金が返ってきます。そこでここはきちんとした場所なんですよ、と思わせるところが最初の段階です。
補足にはなりますが、実際に被害に遭った方も勉強になったと答える人も多いと多田さんは話しています。そしてそこから、ウソのもうけを見せて大きな利益が出ているように偽る増額を繰り返していって、先ほども画面で紹介した通り、出金する場合には税金を払ってくださいなどと言ってさらに入金をさせる。気づいた時には、偽の投資サイトも手元の資金すらもゼロになってしまって、結果的には巨額の金額をだまし取られる。このような仕組みがあるというわけです。

遠藤玲子キャスター:
私の両親、70代なんですが、特にその世代シニアの方というのは丁寧に教えてもらうと感謝の気持ちから信用もしてしまって、そういう関係性を信用したことでというところで、本当に手口として悪質だなと今聞いていて思いました。

安宅キャスター:
われわれもだまされないために、何を気をつけたらいいのか。
見極め方ですが、自分でできることとしては、運営会社や所在地が本物なのかどうかを調べましょう。投資サイトを運営するには金融庁の登録が必要になります。金融庁のホームページで登録事業者を検索することができるので、ご自身でできる対策になります。
そして、もしやり取りをする中で、ここに投資してと写真が送られてきたら注意を高めてください。投資は自己責任の側面も強く、ここをこうしてと写真が送られてくることは基本的にはないのでご注意ください。

SNSからの投資詐欺は、LINEのグループに誘導するような手口が主なパターンだ。

まずは偽りの、ウソのもうけが出ている。そのように見えたら注意をすること。

そして、その事業者や運営会社が本当に登録されているのか、金融庁のホームページで事前にチェックするようにしてほしい。
(「イット!」5月22日放送より)

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