住宅ローンを借りている、またはこれから借りる予定がある…。金利上昇で、返済額は増えるの?借り換えをしたほうがいい人、これから借りる人が「変動」か「固定」か選ぶ時のポイントを、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんが解説します。
文=高山一恵 図版=(株)Money&You
金利上昇時代に突入
日本銀行は2024年3月にマイナス金利を解除して以来、徐々に金利の正常化を進めています。2025年12月の金融政策決定会合では、政策金利を0.5%から0.75%へと引き上げました。
直近の2026年4月の金融政策決定会合では、金利は0.75%のまま据え置かれましたが、今後の金利動向は住宅ローン金利にも影響を及ぼすので、住宅ローンを借りることを検討している方や既に借りている方は気になるのではないでしょうか。
今回は、金利上昇時代に住宅ローンを選択する上でのポイントについて解説します。
変動金利の仕組み
ここのところ、金利が上がっているというニュースを聞いて、特に変動金利で住宅ローンを借りている方、もしくは、借りることを検討している方は、不安に思っているのではないでしょうか。
住宅ローンの変動金利の動向を見ていく上で、まず押さえておきたいのが実際に住宅ローンを借りる時に適用になる「適用金利」の決まり方です。
実際の住宅ローンの「適用金利」は、それぞれ銀行が基準として示す「基準金利」から「金利優遇幅」を差し引いて計算します。
つまり、「適用金利=基準金利―金利優遇幅」となります。
