固定金利は、長期金利(主に10年もの国債利回り)の影響を受けて決まります。長期金利は、投資家の需給や将来の金利見通しに対する市場の反応などによって日々変わります。つまり、長期金利は金融政策だけでなく、市場の参加者や国際情勢などの影響を受けるということです。

(イメージ)
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財務省のホームページ内にある国債金利情報を見ると、日本の10年もの国債利回りは、2024年頃から上昇傾向にありますが、この頃はまだ1.4%〜1.5%程度でした。ところが、2026年5月には、2.5%程度まで上昇しています。

固定金利の代表格「フラット35」の金利を見てみると、昨年はまだ1%後半でしたが、2026年5月の金利は2.71%となっています。

長期金利は基本的に市場の需給によって決まり、その上で日銀の政策や世界経済の動向なども加味して決まります。各国の政策や経済動向は不透明な要素も大きく、長期金利の動向を予測することは難しいですが、最近の推移をみると今後も上昇する可能性は高いと言えるでしょう。

変動・固定、どんな人が向いている?

変動金利・固定金利がおすすめの人をまとめると、次のようになります。

●変動金利がおすすめの人
・今後も変動金利の水準が固定金利を上回ることがないと考える人
・金利が上昇しても家計や資産に余裕があり貯蓄や繰上げ返済などで対応できる人
・金利や景気情勢を確認し、状況に合わせて判断できる人
・借入金額が少ない、または借入期間が短い人

●固定金利がおすすめの人
・将来、金利が上がり返済額が増えると支払いが困る人
・計画的に返済計画を立てたい人
・金利上昇のリスクに備えたい人
・精神的に安定したい人

変動金利と固定金利の特徴 (株)Money&You作成
変動金利と固定金利の特徴 (株)Money&You作成

なお、「固定金利は魅力だけれど、今後また金利が下がる可能性も捨てきれない」「子どもの教育費が一定期間かかるので、その期間は返済負担を増やしたくない」という場合には「固定金利選択型」という選択肢もあります。