1月からフランスやベルギーで農家による抗議活動が拡大。2月1日にはパリ近郊の高速道路を、農業用のトラクターがふさいだ。人々は、EUの環境規制強化による生活苦などの影響を訴えている。

デモはベルギーまで広がる

2月1日、パリ近郊の高速道路で、パリ行きの車線を農業用のトラクターがふさいでいた。

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1月から、フランスで続いている農家による抗議活動。
子どもたちまでおもちゃのトラクターに乗り、ついに、デモは国外にまで広がった。

ベルギーの首都・ブリュッセルでは、干し草やタイヤが燃やされ、銅像には羊の毛が乗せられている。警察に花火や物を投げる中、卵で反撃する人もいた。
ギリシャでは、海辺の道路をトラクターが走り、市場を取り囲んだ。

数千人の農家が集まる

農家たちの怒りの原因は、EUヨーロッパ連合による環境規制の強化だ。

必要となる新しい農薬などでコストが増加する上、EU外から輸入される安い農作物によって生活が苦しくなると訴えている。
2月1日、ブリュッセルではEUの臨時首脳会議が開かれていた建物の近くに、数千人の農家が集まったという。
(「イット!」 2月2日放送より)

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