スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が、名古屋出入国在留管理局に収容中に死亡した問題で、ウィシュマさんの収容中の様子を記録した監視カメラ映像が24日、衆院法務委の理事らに公開された。
映像は6時間26分。国会内で午前9時頃から「映像記録の閲覧会」が行われている。映像の公開は、施設での様子が記録された監視カメラの映像と出入国在留管理庁の報告書の内容が食い違っているとして、野党側が求めていたもので、参院法務委でも27日に公開される。
ウィシュマさんは、3月6日、不法滞在で収容されていた名古屋出入国在留管理局の施設内で死亡した。出入国在留管理庁は8月10日、ウィシュマさんが医療機関での診察を求めても現場の職員が必要ないと判断するなど、医療体制が不十分だったことや職員の不適切な発言があったとする調査報告書を公表した。
また、遺族の求めに応じて、8月12日に監視カメラ映像の一部を公開していた。