新年を迎え、受験シーズンも始まり「お守り」を手にする機会が多いこの時期。実はいま、思わず集めたくなるような“おしゃれなお守り”が次々と登場しています。福井県内でイマドキの“お守り事情”を取材しました。


◆カードタイプの“先が見通せる”お守り

まず訪ねたのは福井市の足羽山にある足羽神社です。緑に包まれた境内を進むと、社殿のすぐ隣にお守りや絵馬などの授与所があります。
  
交通安全や病気の回復を願うお守り、受験生に向けた合格お守りなど、約70種類のお守りが並んでいます。


武田祐季アナウンサー:
「いろんな種類のお守りが並んでいて全部欲しくなってしまうんですが…特に注目なのが『干支クリアカードお守り』です。透明な素材でできていて、未来を見通せそうです」
  
クリアなアクリル素材に、蒔絵をイメージした金色の塗料で十二支の動物のイラストが描かれています。
  
去年12月に登場したこのお守りは一般的なカードと同じ大きさで、スマホケースや財布の中に入れて持ち歩くことができます。
  
足羽神社の宮司・馬來田善敬さんは「自分の名前に『馬』が付くので、馬に関係したものは何かないかということで十二支を選んだ。この先の見通しが良いようなお守りができないかと想い、クリアなお守りを作った」と話します。


足羽神社によるSNSの投稿がきっかけで足を運ぶ参拝客もいるといいます。
 
宮司の馬來田さんは「今でいうと『映え』になるかも…。見た目が初めてで、お守りらしからないということですぐ目に留まっている。全国でも、そういった流行りが見えてきている」といいます。
    
特に女性に大人気で、今年の干支・午のものは発売から一週間も経たずに売り切れてしまいました。今後、再入荷する予定で、定番のお守りとして広めていきたいということです。


◆レース素材に星を刺繍であしらった「星守り」

続いて向かったのは、福井市の和田八幡宮。
 
この神社で人気なのが―
「レースに包まれた星守りです。レースには北斗七星などが刺繍されていて、空にかざすと星が浮かび上がっているように見えます」
   
北斗七星とその周りに輝く星を刺繍であしらった星守り。一般的なお守りとは違ってレース生地を使っているため、お守りの本体である木製の内符が透けて見える斬新なデザインです。

こうした「レースお守り」は、いま全国的に若い世代を中心に人気だといいます。
  
その魅力について和田八幡宮の禰宜・宮城康臣さんは「透けて見えることで。お守りという圧迫感がなく手に取りやすい。県内の神社の取り組みを見ていく中で、レースがトレンドなのかなと感じた」と話します。
   
星のデザインを取り入れたのには、神社の歴史が関係していました。
   
和田八幡宮は、平安時代に疫病や天変地異を治めるため、弓の名手であった役人が夢の中で弓矢を放ち、刺さった場所に建てられたと言われています。
  
弓矢に導かれた神社として昔から道しるべとされてきた「北斗七星」をお守りに取り入れたのです。
 
「道に迷っている人だけでなく、目標を達成したい人などの光の輝く道しるべになれば…お守りを持ったり神社をお参りしてもらったりして、少しでも神様たちが後押しをするというか、みなさんを応援する神社としてがんばっていきたい」
  
思わず集めたくなるおしゃれなお守り。願いへの後押しだけでなく、気分も明るくしてくれそうです。

取材した神社によりますと、人口減少により氏子や参拝客の数が減ることで、神社や寺の経営は難しくなっているといいます。より魅力的なお守りや御朱印を準備し、それを目的に神社に来てもらうことで参拝客の増加につなげる狙いもあるということです。

福井テレビ
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