重い病気と闘う子供やその家族を支援する施設「こどもホスピス」。その福井県内での設立を目指す活動を応援しようと、闘病を経験した子供たちが描いた絵をラッピングしたトラックが27日、福井市内でお披露目されました。
福井市の物流会社「ラ二イ福井貨物」は、子供たちが描いた絵を見てトラックドライバーに安全意識を高めてもらおうと、8年前からこうした絵をトラックにデザインしていて、今回は「こどもホスピス」の活動を応援する縁で実現しました。
27日は、闘病した子供の家族も出席してトラックの安全を祈願しました。
県内で「こどもホスピス」の開設を目指すNPO法人「ふくいこどもホスピス」の石田千尋代表は「闘病した子供は英雄・ヒーローのような存在で、強さや優しさ、穏やかさを持っている。描いた絵も強さを持っているので、トラックに描かれた絵を見てくれた人が、こどもホスピスのことを知り闘病中の子供たちに心を寄せて、活動が広ってくれれば」と話していました。
この物流会社では今後も、こどもホスピスの活動を応援するラッピングトラックを導入することにしています。