パレスチナ自治区で「バンクシーホテル」として知られる施設が、約2年ぶりに営業を再開しました。

イスラエルとイスラム組織ハマスによるガザでの戦闘が始まった2023年以降、休業を余儀なくされていたのは、ヨルダン川西岸のベツレヘムにある「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」です。

ウィサム・サルサー支配人:
ガザの紛争によって休業せざるを得なかった。約2年間閉めていたが、コミュニティーに希望をもたらすため、今が再開のタイミングだと考えた。

このホテルは、正体不明のアーティスト・バンクシーが手がけ、2017年にオープンしました。

イスラエルとパレスチナを隔てる「分離壁」のすぐそばに建ち、9つすべての客室の窓から壁が見えることから、「世界一眺めの悪いホテル」と表現しています。

館内にはバンクシーの作品のほか、パレスチナ人アーティストの作品を展示するギャラリーや書店なども併設されています。

支配人は、観光客が戻り、地域の人々の日常が取り戻されることを願っていると話しています。

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