自然や人の営みを映像で綴る「ジオグラフィックとやま」。
26日は手作りで神社のしめ縄を作る富山県立山町の農家を訪ねました。
地元有志で結成した「立山町報徳会」。
その50年続くしめ縄づくりです。
しめ縄に使うのは秋に手刈りした稲の藁。
昔ながらの手作業で、神社に奉納する大しめ縄を編みます。
*立山町報徳会 山崎優会長
「60年前に集落の神明宮を建て替えた時に村の先輩たちといっしょに藁でしめ縄を作った、当時は化学繊維のしめ縄などなかった、どこの町内でも若い連中が手を合わせながら、その年に獲れた稲藁で作りあげて新しい正月を迎えることが年中行事の一つだった」
「左縫い(左縄)」
Q:普通の縄は?
「右縫い(右縄)」
「右縄は、一般的な農業に使うが、神様にそなえる時は左縄がひとつの敬い」
この日は、一際大きな長さ8メートルにもなるしめ縄を編みます。
最初に2本を編み、その縄に3本目を寄り合わせます。
1本のしめ縄を寄り合わせるのに2時間ほどかかります。
人同士の繋がりや暮らしが変わるなか、宮や神社のしめ縄の多くがナイロン製品へと変わっています。
山崎さんたちは手間も時間もかかる稲わらで作るしめ縄にこだわってきました。
*立山町報徳会 山崎優会長
「日本古来の伝統的な行事、そういう行事を年々繰り返すときに近隣近在の人たちが皆んなで力を合わせることが大切」
毎年、三が日には多くの参拝客で賑わう岩峅寺の雄山神社。
そこには山崎さんたち立山町報徳会が毎年、奉納している立派な大しめ縄が飾られています。
*立山町報徳会 山崎優会長
「しめ縄が神様の前に下げられる、お参りする皆んなの目に入る」
心を一つに、昔と変わらずみんなで協力してつくり上げられる立山町報徳会の大しめ縄づくりです。