短かった秋も終わり、東海3県では12月3日から4日にかけて、各地で初雪も降るなど、今シーズン一番の寒さとなりました。

 本格的な冬に向かうこの季節の体調不良を、最近は「冬バテ」とも呼ぶそうです。みなさんも次のような症状を感じているでしょうか?

<”冬バテ”チェックリスト>
▼疲れやすい
▼寝ても疲れが取れない
▼体が何となくだるい
▼寝つきが悪い
▼頭痛と肩こりが続く
▼便秘や下痢になりがち
▼気分が落ち込む
▼めまいがする

8つの項目のうち、4つ以上当てはまる人は要注意です。

「冬バテ」はなぜ起きるのか?天気と健康の関係に詳しい、愛知医科大学の佐藤純客員教授に聞きました。

愛知医科大学の佐藤純客員教授:
「(原因の一つは)寒暖差が大きいことですね。急に寒くなったことで、自律神経が疲れやすくなっている。冬になると日照時間が少なくなってしまいますので、体の中でセロトニンという神経伝達物質を作りにくくなってくるので、だるさが出てくるということもあります」

冬バテの原因には、日照不足や寒暖差などがありますが、最近は「秋が短かい」ことも影響しているそうです。

人間の体は、夏は汗をかいて体温を調節して、冬は逆に熱を逃がさないように汗をかかないようにしますが、秋が短くなっているため、体温調節の切り替えが追いつかず、体調を崩すきっかけになってしまうといいます。

こうした冬バテ対策におすすめなのが、佐藤さん監修の「くるくる耳のマッサージ」です。

ニュースONE
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<くるくる耳のマッサージ>
1.両耳の上部を軽くつまみ、5秒間上に引っ張る
2.両耳の下部を軽くつまみ、5秒間下に引っ張る。
3.両耳の真ん中を軽くつまみ、5秒間横に引っ張る
4.両耳を横に引っ張ったまま、前から後ろに5回まわす
5.両耳を包むように曲げ、5秒間キープする
6.両耳を手のひらで覆い、円を描くようにゆっくり5回まわす

このマッサージを1日数回行うことで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

また、午前中に20分をめどに日光を浴びることや、太い血管が集まる首、手首、足首の”3首”を温めること、部屋の中とトイレや風呂場など、”家の中の寒暖差”に気を配ることなどもポイントだということです。

東海テレビ
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