日本から約30時間、台湾とオランダを経由して単身で南米スリナムにやってきたのは、富山テレビの釣り好きサラリーマン古田。その目的は、体長2メートル、重さ100キロにもなるという伝説の巨大ナマズ「ラウラウ」を釣り上げること。

この壮大な挑戦を古田が自撮りで記録した特別番組「突撃サラリーマン古田!アマゾンの巨大ナマズを追う!」が2025年12月30日に富山テレビで放送された。当記事ではアクシデントに見舞われながらも夢の魚に挑む古田の挑戦の模様を振り返る。

まさかの感電 アクシデント発生

スリナム到着から2日目、食料確保のためにルアーを投げていた古田。そこに食いついたのは体内で800ボルトもの電気を生み出し、餌や外敵を攻撃するデンキウナギ。牛さえも気絶させるほどの極めて危険な魚だ。

そのデンキウナギを船の上に引き上げようとしてワイヤーを持った瞬間。
「いッッて!!」
感電するアクシデントが発生。

ケガはなかったが肝を冷やす出来事に「はぁ…」と古田も驚きを隠さない。
さらに追い打ちをかけるようにアクシデントが古田を襲う。

何とガソリン不足で強制退場。予定を早めて街へ戻ることになった。
体もギリギリ、ガソリンもギリギリでなんとか街へと帰還したものの、最初のアタックは完敗に終わった。

最後のチャンス、念願のラウラウとの対決

首都パラマリボに戻った古田は、体制を立て直すため釣具屋で情報収集。
そこで運よく新たなガイドを紹介してもらうことができた。

「ガイドのハンクにお金を払いました。もうこれで引き返せないです。最後の勝負にかけようと思います」と決意を新たにする。

しかし釣りがスタートするのは3日後。時間を無駄にできない古田は、もうひとつの憧れの魚「アイマラ」を釣るため内陸部のポクイグロンという町へ向かった。

「アイマラ」は南米アマゾンに生息する獰猛な肉食魚で、これもまた古田が過去に挑戦して釣れなかった魚だ。現地で船を出してくれる漁師を見つけ、2日間の釣行に出発する。


川の上流へ向かう途中、突如として現れた美しい湖で釣りをすると、ピラニアやピーコクなどの魚が次々と釣れる。

「これ釣れるとアマゾン来たなって感じます。本当に見てください、この歯の状況。結構引き強いです。捕まれたら一撃ですね」と興奮する古田。

その夜、ジャングルで狩りをするという現地の人々に同行することに。一列で進む一行だが古田の鼓動が早まる。「獲物を探しているっていうのもあるんですけど、鉄砲すごいですね。鉄砲を持った人に前と後ろで挟まれているっていう嫌な緊張感がありますよね。彼らの気が変わったら一撃で殺されるんで、緊張感があります」と恐怖を感じつつ歩みを進める古田。
そして真っ暗なジャングルに鳴り響く銃声。
彼らは南米に広く生息する大きな動物「バク」を仕留めた。


「彼らの凄まじさを今思い知ってます。ビビりました」と驚く古田だった。

その翌日、「アイマラ」を狙って2時間かけて奥地へ行くものの、結局釣ることはできなかった。

「やっぱりアイマラは難しいですね。まだ1回も会えてないので、アイマラを釣るためだけにまた旅に出ないといけないですね。ついでに釣れる魚じゃないなっていうのを改めて実感しています」と古田は悔しそうに語る。

そしていよいよ、ガイドのハンクさんと合流し、本命「ラウラウ」との最終決戦へ。残された時間はあと2日。果たして出会えるのか?

釣りを始めてしばらくすると、突然竿に強烈な引きが。一体何が食いついたのか?激しくジャンプする銀色の魚。「ラウラウ」ではないが、最大2メートルを超える「ターポン」という大物だ。


「タ―ポン」を釣り上げた古田。「これも南米とか大西洋にしかいない魚なので、超釣りたかった。しかもデカい。1メートル超えています」と喜ぶ。
しかし、本命の「ラウラウ」はなかなか食いつかない。無情にも過ぎていく時間。あっという間に夜になり「今日もダメか…」と諦めかけた次の瞬間、強烈な引きが竿を襲った!リールからは激しい音が鳴り響く。

「絶対にばらせんぞ」と必死に格闘する古田。

ついに川面に浮かび上がったのは、古田が求めてやまなかった巨大ナマズ「ラウラウ」だった。

「これ釣るために来たぞ!日本の裏側!地球の裏側まで来てやっと獲れた!長かった!本当嬉しい!」

日本を出て13日目、古田はついにその手に「ラウラウ」を抱いた。
「分かります?このデカさ。もう1メートルは確実に超えています。もう最高っすね」。念願達成の喜びを噛み締める古田の表情は、これまでの苦労が報われた満足感に満ちあふれていた。
冒険を終えて

スタジオで古田はつるのさんに「本当に釣れた時は嬉しくて、もう涙が出るような。もう本当にこの魚が釣りたくて、南米に行って、それでいろんな苦労しながらたどり着いた1匹なので。もうその喜びは格別でした」と語り、つるのさんも「日本からこいつを狙って旅立って、30時間かけて。本当に釣りが目的だけど、それにまつわるドラマとか、出会いとか、縁もそうでしょうけど、いろんな環境も含めて、全部が相まって1匹に行くんですよね。ここまでに至る文脈が釣りの醍醐味じゃないですか」と共感した。
「旅をしながら魚を釣りに行くっていうのは、僕の中ではすごく大きな喜びというか、テーマというか、今後も続けていきたいですね」と古田は今後の抱負を語る。
最後に古田は自らの冒険をこう締めくくった。

「いい機会をもらって、こうやって南米を旅することができて、夢の魚釣ることができて、もう本当に人生で今一番幸せなんじゃないかなって思います。それにたくさんの人と出会うことができたので、それが自分の中でも大きな宝物になったんじゃないかなと思います。日本から見たら地球の裏側ですけど、僕にとって見れば世界の真ん中なので、本当に今ここにいるっていうこと自体がすごく幸せなことですね。また絶対に戻ってきたいなって思います。」

「突撃サラリーマン古田!アマゾンの巨大ナマズを追う!」はTVer・FODで配信中。
(富山テレビ放送)
