古くから朝廷に食を届けた御食国・小浜では、食は食でも「食品サンプル」作りが人気を集めています。
小浜市川崎にある御食国若狭おばま食文化館では、古来、朝廷に海産物などの食材を納める御食国であった小浜の食の歴史や文化を食品サンプルで再現し、紹介しています。
御食国を代表する食文化、今にも香ばしい匂いが漂ってきそうな焼サバや年の瀬の伝承料理、鯖のなれずしなど、どれも本物そっくりです。
これらの食品サンプル、実は施設2階にある体験工房で作ることができるんです。天ぷらとレタスの2種類があり、天ぷらは7種類の具材から2、3種類を選ぶことができます。
材料は溶かしたロウ。40度くらいのお湯の中に入れた後は、手で丸めたり重ねたりして本物そっくりに形作っていきます。
作業時間は20分程で、工房スタッフが丁寧にコツを教えてくれるので、初めての人でも簡単に作ることができます。
食品サンプル以外にも一番人気の若狭塗箸の箸研ぎをはじめ、若狭めのう細工作りなど様々な体験が楽しめる食文化館の体験工房。天候が不安定な冬場でも家族や友人と楽しめるスポットです。
