沖縄県出身の映画監督などが家族や地域、命への「想い」を語る講演会が那覇市で開かれました。

沖縄県メモリアル整備協会が主催した講演会に登壇したのは、映画「木の上の軍隊」などを手掛けた平一紘監督とプロデューサーの大城賢吾さんです。

2人は、映画の制作中に新たに遺骨が見つかったエピソードなどに触れ、映像制作を通じて見つめてきた「想い」について語りました。

映画「木の上の軍隊」プロデューサー 大城賢吾さん:
僕たちが想いを繋ぐというつもりでいたんですけれども、遺骨から想いを受け継がないといけないとすごく感じた。我々が残せるものは数字や文字ではなく、心に残る記憶や想い。記憶として残せるような映画を撮って、その想いを繋いでいきたいなと思っています

映画「木の上の軍隊」 平一紘監督:
僕は映画のなかで祈りのシーンをたくさん入れていて、沖縄って祈る場所がたくさんあるじゃないですか。色んなタイミングでお祈りをする、これはやっぱり無償の愛情ですよね

会場を訪れた人たちは2人が語る映像表現への「想い」に聞き入っていました。

沖縄テレビ
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