11月に大宜味村で水道菅(導水管)が破裂し大規模な断水が発生したことを受けて、沖縄県は22日に緊急対策会議を開き、破損した箇所に加工した別の管を溶接し修繕する方針を確認しました。
大宜味村塩屋で11月24日、ダムと浄水場を結ぶ水道管が破裂して漏水が発生し、本島南部の7つの市と町にまたがる19万世帯で断水が発生しました。
22日に開かれた県の緊急対策会議では、破裂した水道管の底には縦40センチ、横60センチの穴があいていたことや、管を覆う保護コンクリートが約3メートルにわたって剥がれていたことなどが報告されました。
また、管の内側で腐食が進み水圧に耐えきれなかったことが破裂の原因とみられ、漏水箇所を含めた3.4メートルの範囲に、鋼材加工した別の管を溶接した上で保護コンクリートで覆う修繕方法を確認しました。
県企業局は引き続き原因の究明に取り組むとともに、速やかに水道管の修繕を進める方針です。