福井県内は19日、季節外れの暖かさとなったが、朝は霜が降りるなど厳しい冷え込みだった。こうした中、福井市内の動物園では寒さに弱いカピバラにゆず湯がプレゼントされた。
ユズ80個をたっぷり浮かべた“お風呂”
福井市にある足羽山公園遊園地内にある屋内展示施設「ハピジャン」には、熱帯地方に生息する動物が放し飼いされていて、年間を通して25度前後に保たれている。
南米に生息し寒さが苦手なカピバラには、10月から3月まで水槽にお湯が用意されている。さらに、寒さが厳しくなる冬至に合わせて、お湯にユズを浮かべている。
今年も80個のユズをふんだんに使ったゆず湯が登場した。
3頭が交代で入浴
ゆず湯は21日まで用意され、1歳から7歳の3頭のカピバラが交代で入ることになっている。19日は7歳の雌「あじさい」の番。
ドボン!と湯に入ると、気持ち良さそうな表情を浮かべた。
お湯の温度は35度前後。ぬるめのお湯でついつい長湯をしてしまった、あじさい。
時折、お湯から上がって舎内をお散歩しては、またゆず湯に浸かるのを繰り返していた。
